暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、幸せ住空間セラピスト・家事効率化支援アドバイザーとして、予約がひっきりなしに舞い込む古堅純子さんが愛用するキッチントレーについて教えてくれました。
ワイドとスリムがあってカトラリー以外も収まる!
古堅さんが教えてくれたのは、セリアで買ったというイノマタ化学の『キッチントレー』。日本製で、スリムとワイドがあり、ワイドタイプは外寸348×120×50mm、底内寸330×103mm、スリムタイプは外寸348×80×50mm、底内寸330×63mmとなっています。
「一般的にキッチンの腰高にある引き出しは、幅が広いタイプが多く、引き出しの中を仕切らなければ物がバラバラになってしまい、雑然としてしまいます。上から見たときに使いたい物がすぐに出てこないので、ちょっとしたストレスにもなり、また家事効率が悪くなってしまいます。家事効率を上げるためには何がどこにはいっているか、一目瞭然であることが重要です。
このキッチントレーはそれを叶えてくれます。こういったトレーは、よくありますが、ワンサイズ展開のものが多いように感じます。でもこのトレーは、引き出しの大きさに合わせてスリムとワイドがあるので、パズルのように縦横自由自在に組み合わせて使えるので、微妙なデッドスペースを作らずにすっきり収納できます」
付属の仕切り板で仕切れるのがポイント!
さらに、仕切り板が付いているというのが魅力だと古堅さん。ワイドタイプは仕切り板が1枚、スリムタイプは2枚付いていて、さまざまな小物の収納に柔軟に対応できるそうです。
「このトレーは、高さがないのでキッチン周りに多い薄い引き出しの整理に最適。仕切りの位置は固定ではなく、いつでも変えられるので、収納を見直すときに入れる物によって長さを変えられるところも便利です。
カトラリー類などキッチン関連の小物は、雑然としやすいですが、物の大きさにぴったり仕切りが合わせられてきちんと収まっていると、見映えが一段とよく、“この状態をキープしたい“という心理も働きます」(古堅さん・以下同)
家事の分担もスムーズになって家事ラクに!
キッチン周りの物の居場所が明確なら、家族がお手伝いや家事をしてくれる際もスムーズになるので、家事負担も減っていいことづくしだと古堅さん。
「キッチントレーのワイドとスリムを物の大きさに合わせて上手に使えばカトラリーだけでなく、キッチンで使うさまざまな細かいアイテムを整理して収納することができます。そうすると、『あれしまって』など口頭でのお願いも間違いなくクリアできますし、家族がキッチン周りの家事をしてくれた際もあるべきところにきちんとものをしまってくれる確率が上がり、余計なストレスも軽減できます」
◆教えてくれたのは:幸せ住空間セラピスト・家事効率化支援アドバイザー・古堅純子さん
幸せ住空間セラピスト、家事効率化支援アドバイザー。整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャーの資格を所持。1998年、老舗の整理収納サービス会社に入社。20年以上現場第一主義を貫き、クライアントのもとへ通う。5000軒以上の家でサービスを重ね、古堅式メソッドを確立。オンラインを含むコンサルティングやメディア出演や講演も行う。著書は累計60万部で、最新著は『シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識』(朝日新聞出版)。YouTubeチャンネル「週末ビフォーアフター」は、累計1000万回再生を突破(2022年1月地点)。チャンネル登録者数6万(2022年1月現在)。https://s-d-m.jp/talents/jyunko-furukata/