【1】東芝ライフスタイル『VEGETA GR-U510FZ』
「VEGETA」というネーミング通り、東芝ライフスタイルの冷蔵庫は野菜室の使いやすさを重視。
従来から、かがまずに野菜を取り出したり、どこに何があるか全体を見わたしやすいようにと、野菜室を冷蔵庫の下部ではなく中央部分に配置しています。また、使いかけの野菜をラップでくるむことなく、付属の容器「使い切り野菜BOX」に入れることで鮮度を保ちます。
足が速い青果も栄養素をアップしながら鮮度を10日間キープ
中でも注目機能は、「もっと潤う摘みたて野菜室」。
「野菜室に1日20回以上、うるおいのある冷気を送り込みながら、野菜が劣化する原因となるエチレンガスを分解。葉物野菜など足がはやい野菜や果物でも、鮮度を10日間もキープしながら、栄養素もアップさせます。例えばいちごなら、野菜室に保存して10日目にはビタミンCが約128%にアップ。
さらに『UV-LED』と呼ばれる除菌効果のあるUVを照射するLEDを野菜室内に2灯も搭載。野菜表面の菌の繁殖を抑え、清潔をキープします。野菜の栄養価はもちろん、除菌効果も期待できるため、家庭菜園をしている人にもいいかもしれません」
【2】三菱電機『MR-MX50H』
三菱は、野菜室が真ん中モデルと冷凍室が真ん中モデルの両方をラインアップしており、ユーザーの使用頻度によって選べます。
「野菜を取り出しやすいよう真ん中に配置したモデルは、真空断熱材に囲まれた構造により庫内温度が安定し、ムダな冷気を抑制することで野菜室全体を保湿します」
3色LEDを照射することで、野菜の栄養素をアップ
そのうえで、次の技術によってビタミンCなどの栄養素をアップ。
「先述の通り、光合成の仕組みからヒントを得た3色のLEDを照射することで、野菜や果物のビタミンCや糖量をアップ。さらに緑化も促進します(*葉物野菜など葉緑素を持つ野菜で効果を発揮)。例えば、キャベツを7日間保存するとより緑の色が濃くなっていることが分かります。葉物野菜をよく食べるご家庭におすすめです」
いずれも、週末に野菜をまとめ買いする人、野菜を最後まで使い切れず無駄にしてしまいがちな人はぜひ検討したい、お役立ち機能ですね。
◆教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん
白物家電・美容家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。https://makiko-beautifullife.com
取材・文/桜田容子
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