料理・レシピ

失敗しない!「昔ながらのオムライス」の作り方をTikTok 3億回再生突破のプロが伝授

なんてたって定番「昔ながらのオムライス」
定番「昔ながらのオムライス」の作り方を紹介!(Ph/『世界一おいしい バズる!オムライスレシピ』より、以下同)
写真23枚

きれいに作りたいけど、卵の火加減に失敗したり、卵をうまくご飯に巻くことができなかったり…簡単そうに見えて実は奥が深いオムライス。そこで、見た目も味も「世界一」なプロ級オムライスの作り方を「オムライスのプロ」に聞きました。

オムライスのプロは、2月に著書『世界一おいしい バズる!オムライスレシピ』(KADOKAWA)を出版。掲載されている35種類以上のオムライスはまさに「バズる!」絶品ばかり。TikTokではフォロワー数290万人超(2022年4月時点)、再生回数はトータル3億回を超える(2021年12月時点)など人気を集めています。今回紹介するのは、同書にも掲載されている洋食屋さんで出てきそうな定番「昔ながらのオムライス」。

「昔ながらのオムライス」とは?

オムライスの種類は、オムライスのプロいわく、昔ながらのご飯を包むタイプから、伊丹十三監督の映画『タンポポ』で有名なたんぽぽオムライスなど、ソースに合わせて4タイプあります。 今回は、定番中の定番、「昔ながらのオムライス」に注目! レシピを紹介します。

オムライスは4種類
オムライスのプロいわく、オムライスは4種類
写真23枚

「昔からあるタイプのオムライス。薄焼き卵で包むスタイルと、半熟卵で包むスタイルがありますが、ぼくがおすすめするのは、半熟卵で包むタイプ。フライパンで卵液を流して手早くかき混ぜ、半熟とろとろになったところでご飯をのせて包みます。ヘラを使えば、初心者でも作りやすいですよ」(オムライスのプロ)

「昔ながらのオムライス」のレシピと作り方のコツ

昔ながらのオムライスのレシピを紹介します。

《材料》(1個分)

卵液…120g ご飯…150g バター…5g ケチャップ…適量

→ふわとろオムライスの【卵液】の作り方はコチラ
→ふわとろオムライスの【ご飯】の作り方はコチラ

《作り方》

【POINT】
・フライパンは予熱しておく
・卵液を入れたらフライパンを動かす
・ご飯は入れすぎない

【1】フライパンを熱する

フライパンを中火で予熱
フライパンを中火で予熱
写真23枚

フライパンを中火で予熱します。

【2】バターを入れる

バターを少しフライパンにつけてジューと音がしたら予熱OKのサインです。分量のバターを入れてフライパン全体になじませます。

フライパンにバターをイン
バターを入れる
写真23枚

【3】卵液を入れる

フライパンに卵液
卵液を一気に流し入れて
写真23枚

バターが半分溶け残っている状態で、卵液を一気に流し入れます。

【4】卵液をかき混ぜながら固めていく

卵液をかき混ぜながら固めていく
卵液をかき混ぜながら固めていく
写真23枚

菜箸を使って、手早く卵液をフライパンの底からぐるぐるとかき混ぜます。箸の間を5cm 程あけて混ぜると効率よく混ぜることができます。ここでたくさん混ぜて空気を入れることでふわふわの卵に仕上がります。箸を止めるタイミングは、固めが好きな人は卵液がなくなるまで、半熟が好きな人は、卵液が少し残る程度で止めましょう。

フライパンと卵液
好みの固さになったら、動きを止めて
写真23枚

フライパンを小刻みに 前後にスライドさせてください。 好みの固さになったら、動きを止めて5秒程加熱します。卵がフライパンからはがれたら(卵がすべるようになったら)火を止め、【5】以降は余熱で調理します。

※IHの場合でも基本的な作り方は同じ。ただ熱が弱いので、この際にフライパンをスライドさせる必要はありません。

【5】ご飯をのせる

ご飯を卵液の中央部分に
ご飯を卵液の中央部分に
写真23枚

ご飯を卵液の中央部分に入れ、ラグビーポール形に盛ります。

ラグビーポール形に盛る
ラグビーポール形に盛る
写真23枚

【6】卵でご飯をくるむ

卵でご飯をくるむ
卵でご飯をくるむ
写真23枚

フライパンを傾け、卵&ご飯をフライパンのふちにスライドさせ、ふちを使って手前と奥側の卵を折り、ご飯を包みます。

オムライスを作ってる途中
手前から
写真23枚
オムライスを作ってる途中
外側から
写真23枚
オムライスを作ってる途中
このような形に
写真23枚

【7】ひっくり返して皿にのせる

オムライスをフライパンのふちに寄せ返す
フライパンのふちに寄せ返すときはできるだけヘラを卵の奥へ
写真23枚

フライパンのふちに寄せ、フライパ ンを振ってヘラで返します。できるだけヘラを卵の奥へ。ヘラでご飯の形を整えます。卵の継ぎ目が下にくるように、ヘラを使ってお皿にスライドさせます。ケチャップをかけたらでき上がり。

ヘラでご飯の形を整えて
ヘラでご飯の形を整えて
写真23枚
卵の継ぎ目が下にくるように、ヘラを使ってお皿にスライド
卵の継ぎ目が下にくるように、ヘラを使ってお皿にスライド
写真23枚
オムライス
ケチャップをかけたら完成!
写真23枚

【アドバイス】
ひっくり返せない人は…

【1】フライパンのふちで形を作ります。

オムライスを作ってる途中
フライパンのふちで形を作る
写真23枚

【2】フライパンを皿につけて、傾けて皿にのせます。

フライパンを皿につけて、傾けて皿にのせる
フライパンを皿につけて
写真23枚
傾けて皿にのせる
傾けて皿にのせる
写真23枚

【3】ラップをかぶせて、手で形を整えます。

オムライス
ラップをかぶせて
写真23枚
オムライス
手で形を整えて
写真23枚

油選びはどうすればいい?バターとサラダ油の特徴

オムライスを作る際の油は何を使えばいいのでしょうか。代表的なのはバターとサラダ油。バターのメリットは、風味があるのでコクが出ること。デメリットとしては焦げやすいことです。対策としては、パターを入れてすぐに卵液を投入するか、サラダ油を入れて からバターを入れると焦げにくくなります。サラダ油のメリットは、卵をすべりやすくしてくれることです。

◆教えてくれたのは:オムライスのプロ

オムライスのプロ
オムライスのプロ
写真23枚

愛知県岡崎市にある人気オムライス店「とろ~り卵のオムライス さん太」の2代目シェフ。1994年、岡崎市生まれ。高校卒業後、サラリーマン生活を経て、幼い頃から大好きなオムライスを作って人に喜ばれたいと、父が創業した同店で見習いからスタートし、店を任されるように。2020年6月から、オムライス作りの楽しさ、奥深さを知ってもらいたいと始めたTikTok(https://www.tiktok.com/@omuraisupuro)がバズり、フォロワー数290万人超(2022年4月時点)、再生回数はトータルで3億回超と大人気となっている(2021年12月時点)。

●TikTok 3億回再生のプロが伝授!ふわとろオムライス作るには「卵はLサイズ」「生クリームを入れる」

●オムライスをおいしく作るには?4つの種類とそれぞれに最適なご飯の量をプロが解説

関連キーワード