片付け攻略3か条【2】物を寄せて、空間を作り出す
寄せる片付けをするときは、ちまちまとした物の整理収納は後回しにして、とにかく空間を確保してみましょう。
「物だまり」を寄せてスッキリさせる
物が多くて空間がない家に共通することは、ひと目で分かる「物だまり」があることです。「物だまり」の中には、たいてい核となる物が鎮座しています。例えば、リビングで動線をふさぐ大きなソファー、部屋の大部分を占める3点セットの婚礼家具、廊下にある大きな健康器具などです。それらはだいたいまったくその機能は果たされずに、物置になっていたり、使わないものばかりが収納されていることが多いです。
これらは稼働していなくても、なかなか手放しづらい物だからこそ「物だまり」になりがちです。もったいない、まだ使えるなどの理由で捨てられないのも分かります。そこで、「物だまり」の核を物が置かれやすい場所から離れた部屋の端に置いてみましょう。それだけで物だまりが解消されて部屋がスッキリとして、空間が広がって暮らしやすくなります。
ひと部屋つぶして物置部屋にするのもおすすめ
ほかにも、頑張って片付けてもなかなか部屋が片付かない。まだまだ物が多いけれど、捨てたくないというときの一番手っ取り早い方法は、家の中で比較的使わない部屋をひとつつぶして、物置部屋にしてしまうことです。物が多すぎて、空間を作りたいのになかなかできないと言う人は、使っていない物をどんどん物置部屋に寄せて片付いた部屋を作ってください。
ひと部屋つぶしてしまっても、ほかの部屋で快適に暮らせればよし、とすればいいのです。今の暮らしに不必要なものや、じゃまになっているものは、とにかく物置部屋に移動しましょう。ここまでハードルを下げれば、片付けにとりかかりやすくなるはずです。
物置部屋をつくるときのコツは、運んだものを後で整理できるよう、見えるように秩序をもって並べておくこと。物が多すぎて収拾がつかない場合は、何が入っているか書いたダンボールに入れて積み重ねる方法でもいいですよ。
在庫を並べるバックヤードをイメージするといいですね。そうすれば、日用品の買い置きなども、二重に買ってしまうことを防げます。