ものを捨てるのにもお金や手間がかかる時代。大掃除や引っ越しのとき、いらないものの処分に困った経験はありませんか? 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは、物を捨てるコストを考えて買い物をすることで無駄遣いも減って節約につながると話します。
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家具や家電は自分で処分が一番!
粗大ゴミを捨てようとしたときに、“予約枠が埋まっていて捨てられなかった!”という経験がある方もいるのではないでしょうか?
予約制の粗大ゴミの処分に苦戦
私も引っ越しの際に絨毯を捨てるために自治体の粗大ごみ回収の予約をしようとしたとき、引き取りの日の空き枠の少なさに驚きました。粗大ゴミの回収には費用もかかりますので、すべてを粗大ゴミとして処分せずに、売ったり譲ったりして自分で処分していくのがスムーズです。
ジモティー、フリマアプリを利用
私が処分したような使い古した絨毯を売るのは厳しいですが、まだ使える家具や家電はジモティーやフリマアプリに出品してみましょう。
ジモティーは対面でのやりとりが多く、発送の手間がないので、家具や家電などの大きなものの処分に向いています。メルカリやラクマなどのフリマアプリは梱包・発送などに手間がかかるものの、多くの人が見ている分、売れる可能性も高いです。また、捨てるのにお金がかかることを考えれば利益は二の次で、梱包・発送をおまかせできる配送方法もあります。
購入時にはまず処分のコストも考えて
特に大きな買い物は安くなっているとお得感があって魅力的ですが、必ずと言っていいほど処分にコストがかかります。私も「安いし、買っちゃえ」と勢いで購入した家具の処分に、あとから困ってしまった経験があります。
家具・家電に限らず、安いからお得、と考えずに、処分に手間やお金がかかっても本当に必要なものか、一度立ち止まって考えるクセをつけることが無駄遣いを減らすことにもつながります。