ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、ファンデーションの使い方をレクチャー。記事一覧はこちら。
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先日、ある雑誌のメイク企画でモデルをしてくださった50代の女性。お顔立ちが華やかな美人さんなんだけど、どこか昔っぽい。彼女のお悩みの1つは「そばかすがカバーできない」でした。彼女、色白の肌にぴったりな色味のファンデーションにこだわっていたのですが、実はそれが間違い!
そばかすはカバーするのではなく、目立たなくするのがいちばん簡単な対処法なんです。要は肌より一段暗めのファンデーションを使う。そうすることで、そばかすと肌色のコントラストがやわらぎ、目立たなくなるんです。

お手本は“そばかす美人”の代表、深津絵里さん! 白い肌にうっすらそばかすが透けていますが、決して悪目立ちしていない。むしろチャームポイントでしょう。
とはいえ、大人はただでさえ肌のくすみが気になるのに、暗めのファンデーションを使うなんて、勇気がいるかな? でも、大丈夫! 近頃のファンデーションは透明感が高いので、多少暗めにしても肌が濁って見えることはまずありません。
特に新作の薄づきのファンデーションは、厚塗り感ゼロでそばかすやシミなど大人の気になるアラを、見事に目立たなくしてくれるんですよ。モデルをしてくれた彼女、肌の厚塗りをマイナスすることで、驚くほどあか抜けました。
【次ページでは浩未さんオススメの最新ファンデーションを紹介!】
ベースメイクを薄く、というと、皆さんCCやBBクリームがいいと思いがちですが、案外しっかりつくんですよね。
なぜならもともと、美容医療の施術後の赤くなった肌を保護するために作られたものだから。色味をカバーしたり、紫外線などの刺激から肌を守ることが目的なので、気をつけないと厚塗りっぽくなる。ですから、今どきの薄膜肌に仕上げるなら、ファンデーションがおすすめなんです。
毛穴や色ムラを自然にカバーしてなめらか肌に

素肌がきれいになったような“塗ってます感”のない自然な仕上がり。「ソフィーナ プリマヴィスタ きれいな素肌質感パウダーファンデーション」4104円 ※編集部調べ・ケースセット価格/花王ソフィーナ 電話:0120-165-692
みずみずしいテクスチャーで肌に溶け込むようにフィット

SPF50+・PA+++と紫外線をしっかりカットしながら、軽いつけ心地。透明感のある仕上がりが続く。「RMK UVリクイドファンデーション」4860円(3月10日発売)/RMK Division 電話:0120-988-271
素肌っぽいのに美肌に仕上がるファンデーション
今年はすごく薄づきなのに、肌のイヤな影を目立たなくして素肌がきれいに見えるファンデーションが出るので、今までマイナスする勇気がなかった人も試すチャンスですよ。
深津さんの透明感や清潔感は、薄膜ベースの賜物と私は思っています。大人になると、増えてくる欠点をカバーすることばかり考えてしまいますが、メイクで目立たなくするくらいが、実は近道なんですよ!
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山本浩未(やまもとひろみ)
ヘア&メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『同窓会で二番目にキレイになるには…』(小学館)も好評。