「Pan&(パンド)」|糖質オフ、栄養バランス◎など健康を気にする人におすすめのパンも
大正時代からやっていた群馬桐生市のパン屋さんから、2006年に冷凍焼成パンを売るメーカーに転身。社長の田中知さんはもともとパン職人で「タナカパン」の4代目としてパン作りをしていたので、パンへの熱意はひと一倍あります。
焼きたての最高の状態を-45°Cで急速冷凍し、鮮度を閉じ込めています。急速冷凍することで、焼きたて直後の薄いパリッとしたクラスト(表皮)と、みずみずしく、もっちりとしたクラム(中身)の食感が、そのままキープされます。だから、保存料や余計な添加物は使っていません。トースターで焼くだけで、新鮮なパンの味わいがいつでも焼きたてで楽しめます。
いろいろなパン屋さんのパンを食べたい人には物足りなさも
パンドは、小ぶりなテーブルパンなど、料理に合うパンがメイン。とはいえ、総菜パンや菓子パン、デニッシュ系など、常に50~60種類のパンを販売しています。ですが、リベイクやぱん結びと違って、いろいろなパン屋さんのパンではないので、さまざまなサイズ、いろいろな店のパンを頼みたい人にとっては少々物足りなさを感じるかもしれません。
パンに合うスープや総菜も一緒に買える
パンドでは、パンに合うスープやカレー、ハンバーグなども販売。国産野菜を使ったものや鉄分不足を解消できるスープなど、種類豊富にそろいます。パンだけだと栄養の偏りが気になるという人には便利です。
ヘルシーな糖質オフパンもある
種類は少ないですが、糖質オフ、低糖質パンも販売されています。クロワッサンは、1個あたりの糖質はわずか6.6g。通常のクロワッサンに比べて糖質50%オフを実現。リッチな味わいながら食物繊維がたっぷりとれるので、便秘を気にする人にもおすすめです。
「パンドのパンも食べたことがあります。最大の特徴は余ったパンを凍らせるのではなく、最初から冷凍にすることを目的に作っているので、本当においしい瞬間を閉じ込めており、リベイク(トースト)したときに、本当に焼きたてのようなおいしさが復活すること。あとパンドは小袋に2個入りのもが主なので『ちょっと食べたい』ときにもいいかなと思っています」
◆教えてくれたのは:パンマニア・片山智香子さん
これまで1万個以上のパンを食べ歩いた、旅するパンマニア。国内・海外のパンを求めて旅をし、海外は、台湾、ベトナム、ハワイ、シンガポール、オーストラリアなどに及ぶ。また、バインミーマニアとしても活動中。2018年にはYouTube『片山智香子のパン旅ちゃんねる』(https://www.youtube.com/channel/UCTrVsMpIerB_1bTTeMt1mag)を開設し、各地のパン屋の魅力を配信。