「老け髪リスク」がわかる!4つのチェックテスト
各部位がどれだけ硬くなっているのか、自分ではわかりにくいものです。そこで、辻さんが紹介する、老け髪リスクとなる4つのポイントと改善方法をチェックしてみましょう。
表情筋をチェックする「アヒル口テスト」
「う」の口を作り、くちびるをできるだけ遠くへ突き出し、上唇を鼻の下につけられるか、確認してみましょう。唇が鼻につかない場合は、ほほと口元の筋肉がこわばっているので、アヒル口を続けて顔筋をきたえましょう。
首の血流をチェックする「首まわしテスト」
肩の位置を動かさないようにしながら、首だけを動かして後ろを向いてみましょう。左右チェックして、動きが悪い場合は腋窩(えきか)リンパがつまっているので、STEP1の「大胸筋ほぐし」を入念にすると◎です。
肩の血流をチェックする「首曲げテスト」
左手を頭に添え、右肩が上がらないようにしながら、首を左に倒してみましょう。反対側も同様にチェックします。もしこわばりが強いと感じる人は、重点的にSTEP2の「胸鎖乳突筋・僧帽筋ほぐし」でほぐしましょう。
頭皮の硬さをチェックする「頭皮つまみテスト」
眉頭の延長線上の生え際に親指と人差し指をあて、中央に向かってぐっと引き寄せます。女性は利き手で、男性は利き手ではないほうで行ってください。頭皮の動きが悪く硬いと感じたら、STEP3の「側頭筋ほぐし・前頭筋もどし」をしましょう。
◆教えてくれたのは:管理理容師、理容師、ヘッドスパ専門店「PULA(プーラ)」経営者・辻敦哉さん
1979年、埼玉県浦和市生まれ。埼玉県理容専門学校、東京文化美容専門学校を卒業、ロンドンTONI&GUYアカデミー修了。サロンで店長、営業推進部長を務めたのち、2011年に独立。現在は後進の育成に注力し、プーラ式ヘッドスパ専門店を全国展開中。著書に今年5月に出版した『「髪が増えるしくみ」から考案 頭皮が蘇るすごいマッサージ』、『育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法』(ともにアスコム)など。
◆美容外科、皮膚科医師・コッツフォード良枝さん
日本抗加齢医学会専門医、銀座禅クリニック院長。 山梨大学医学部卒業後、国際医療センター国府台病院を経て、日本医科大学麻酔科学講座に入局。2011年から皮膚科、美容皮膚科、美容外科に従事する。フジテレビ『バイキング』、毎日放送『林先生が驚く初耳学!』、テレビ東京『なないろ日和!』などに出演するなど、メディアでも活躍中。