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皇后雅子さま、秋冬のロイヤルブルーファッションは「締め色」を合わせてエレガントな着こなしに

2017年11月に行われた「41回全国育樹祭」にご出席の雅子さま
ベルベット素材の帽子はこれまでも何度もお召しに(2017年11月19日、Ph/JMPA)
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皇后雅子さまのお気に入りカラーのひとつにロイヤルブルーがあります。ただし、ブルーと言うと夏をイメージする人も多いはず。そこで、雅子さまがお召しになった秋冬のロイヤルブルーファッションをピックアップ。色合わせや素材合わせで秋冬にマッチした着こなしにされている点にも注目です。

ダイアナ妃を迎えるにあたり英国王室カラーをセレクト

1995年2月、東宮御所にて。英国赤十字社副総裁として非公式に訪問したダイアナ妃(当時)をお出迎え。雅子さまは数十分間、ダイアナ妃と英語で歓談されたそう。

1995年2月、東宮御所にて。英国赤十字社副総裁として非公式に訪問したダイアナ妃(当時)をお出迎えの雅子さまと天皇陛下
ダイアナ妃も襟やカフスに異素材を組み合わせたジャケットで雅子さまと偶然にもリンク(1995年2月8日、Ph/JIJI PRESS)
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ロイヤルブルーは、イギリス王室の公式カラーとしても知られていて、当時のダイアナ妃もよくお召しになっていたこともあり、雅子さまはこのロイヤルブルーのセットアップを選ばれたのかもしれません。

ジャケットの襟や前身頃の裾部分には、黒の異素材があしらわれていて、デザイン性がありおしゃれな雰囲気を高めてくれています。そんなジャケットの配色に合わせるように、足元は黒のパンプスをセレクト。ツートーンにまとめ、スタイリッシュな佇まいです。

鮮やかなチェスターコートに黒小物で大人の落ち着き感をプラス

2016年1月、上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)のフィリピンご訪問に際し、羽田空港にてお見送りをされているときもロイヤルブルーをお召しになった雅子さま。

2016年1月、上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)のフィリピンご訪問に際し、羽田空港にてお見送りをされ雅子さまら
襟や袖口には黒のベルベットがあしらわれたコートが素敵(2016年1月26日、Ph/JMPA)
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2016年1月、上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)のフィリピンご訪問に際し、羽田空港にてお見送りをされ雅子さまら
アクセサリーはパールで統一(2016年1月26日、Ph/JMPA)
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2016年1月、上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)のフィリピンご訪問に際し、羽田空港にてお見送りをされ雅子さまら
モノトーンコーデが多いなか、雅子さまのロイヤルブルーがひときわ鮮やか(2016年1月26日、Ph/JMPA)
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袖や襟などに黒のベルベットがあしらわれた、ロイヤルブルーのチェスターコートがエレガント。ボリュームもあり、色のインパクトが強いので、小物には締め色の黒を合わせて、大人シックにまとめていました。

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アーミーテイストなジャケットにこぶりな黒小物やダウンヘアで女性らしさをプラス

2016年2月、「修養団創立110周年記念大会」の祭典にご出席の際は、ロイヤルブルーに黒のボタンが施されたセットアップをお召しになっていました。

2016年2月、「修養団創立110周年記念大会」の祭典にご出席の雅子さま
小物は黒でまとめ、ジャケットのボタンとリンク(2016年2月7日、Ph/JMPA)
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2016年2月、「修養団創立110周年記念大会」の祭典にご出席の雅子さま
かっちりとしたジャケットにブローチをつけることで女性らしさも(2016年2月7日、Ph/JMPA)
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2016年2月、「修養団創立110周年記念大会」の祭典にご出席の天皇陛下と雅子さま
ベルベット素材の帽子もかぶられ華やかさアップ(2016年2月7日、Ph/五十嵐美弥)
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スタンドカラーにこぶりなボタンが2列に並んだアーミールックなジャケットがとても印象的。縦のラインを強調することで、スタイルアップにもつながっています。バッグや靴は、ジャケットのボタンの色に合わせて黒をチョイス。より引き締まった印象に整います。マニッシュ感のあるジャケットに、髪をダウンスタイルにすることで、女性らしさを添えていました。

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顔周りには白、足元には黒を効果的に配したメリハリコーデ

2016年11月、シンガポール大統領の来日に際して行われた、歓迎式典にご出席の雅子さまはロイヤルブルーのセットアップをお召しに。

2016年11月、シンガポール大統領の来日に際して行われた、歓迎式典にご出席の天皇陛下と雅子さま
襟の切り替えデザインがシャープな印象(2016年11月30日、Ph/JMPA)
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2016年11月、シンガポール大統領の来日に際して行われた、歓迎式典にご出席の天皇陛下と雅子さま
帽子もベルベット素材のものをセレクト(2016年11月30日、Ph/JMPA)
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2016年11月、シンガポール大統領の来日に際して行われた、歓迎式典にご出席の天皇陛下と雅子さま、当時の内閣総理大臣など
晴天にロイヤルブルーが映える(2016年11月30日、Ph/JMPA)
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2016年11月、シンガポール大統領の来日に際して行われた、歓迎式典にご出席の天皇陛下と雅子さまと内閣総理大臣など
バッグや靴は黒で大人シックに(2016年11月30日、Ph/宮内庁提供)
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鮮やかなロイヤルブルーのスーツは、ジャケットの襟がベルベット素材になっていて、温かみがありおしゃれのポイントになっています。顔周りが明るく見えるよう、インナーには白のボウタイブラウスを、胸元にはパールのブローチをおつけになり、華やかさが漂っていました。足元は、襟のベルベットの色に合わせるように、黒のパンプスで引き締めていました。

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スタンドカラーのジャケットにスカートを合わせて抜け感をプラス

2017年11月に行われた「コスモス国際賞」にご出席の際は、スタンドカラーがスタイリッシュなジャケットのセットアップをお召しになった雅子さま。

2017年11月に行われた「コスモス国際賞」にご出席の天皇陛下と雅子さま
スタンドカラーで隠れている部分が多いぶん、スカートで抜け感をプラス(2017年11月10日、Ph/JMPA)
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スタンドカラーのジャケットで首元がしっかり隠れてしまうぶん、ボトムは膝丈のスカートを合わせることで抜け感をプラス。白地にロイヤルブルーのリボンがあしらわれたコントラストのある帽子をかぶることで、目線が上に操作され、スタイルアップ効果も。

1998年3月、スペイン・フェリペ皇太子(当時)来日歓迎の際の雅子さま
このときも小物は黒でまとめている(1998年3月、Ph/JMPA)
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実は、こちらのジャケットは、1998年3月、スペイン・フェリペ皇太子(当時)来日歓迎の際にもお召しに。そのときは同色のパンツを合わせていました。パキッとしたロイヤルブルーに、スタンドカラージャケット、パンツというマニッシュな装い。大ぶりのイヤリングやカチューシャといったアクセサリーをプラスすることで女性らしさも添えていました。

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アシンメトリーなドレープデザインのコートがドレス感覚の華やかさ

2017年11月に行われた「41回全国育樹祭」にご出席の際、雅子さまは、ドレープデザインの襟元が特徴的なコートをお召しでした。

2017年11月に行われた「41回全国育樹祭」にご出席の天皇陛下と雅子さま
アシンメトリーなデザインがおしゃれ(2017年11月19日、Ph/JMPA)
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2017年11月に行われた「41回全国育樹祭」にご出席の天皇陛下と雅子さま
襟元からのぞく黒と足元の黒が引き締め感あり(2017年11月19日、Ph/JMPA)
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2017年11月に行われた「41回全国育樹祭」にご出席の天皇陛下と雅子さま
ドレープデザインのコートにボウタイブラウスでエレガントさを底上げ(2017年11月19日、Ph/JMPA)
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雅子さまは、片方の襟がドレープデザインになったロングコートをお召しになっていました。Aラインのシルエットに、襟元のドレープデザインでドレスのような雰囲気のアウターです。

顔周りは明るく見えるよう、白のボウタイブラウスをお召しになり、その上に羽織られた黒のジャケットがさりげなくコートから見えていて、パンプスやバッグの黒とリンク。キュッと引き締まった印象を与えてくれます。ロングコートに、帽子を合わせることで、さらに縦のラインが強調され、スタイルアップも叶える完璧なコーディネートでした。

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白を点在させて清楚感を出しつつ、足元はネイビーでシックに

2018年11月に行われた「全国育樹祭」の際は、これまで何度もお召しになってきた胸元のカットが印象的なセットアップでお出ましに。

2018年11月に行われた「全国育樹祭」にご出席の雅子さま
白シャツと帽子の白の“サンドイッチ”で表情を明るく(2018年11月18日、Ph/JMPA)
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2018年11月に行われた「全国育樹祭」にご出席の雅子さま
ボウタイのブラウスで華やかに(2018年11月18日、Ph/JMPA)
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2018年11月に行われた「全国育樹祭」にご出席の天皇陛下と雅子さま
白を多用することで顔周りが明るくなっている(2018年11月18日、Ph/JMPA)
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この日は、インナーのブラウスをはじめ、帽子やグローブ、バッグにも白を取り入れることで、爽やかな雰囲気にまとめられていました。子供たちと接する場面もあったため、大人のエレガントさよりも、明るさや清潔感を重視されたのかもしれません。足元は締め色のネイビーでメリハリ感もプラスしていました。

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