タレントでモータージャーナリストの竹岡 圭さん(53歳)がこれまで愛車として所有した車は、つい最近納車された「ルノー メガーヌ R.S.(アールエス)」やラリーカーを運ぶためのトラックを含め、計12台。その中から、特に思い出深い「シロちゃん」こと「MINI Crossover(クロスオーバー)」の思い出と、特に今、アラフィフ女性におすすめしたい新しいドライブ旅行の形について教えてもらいました。
ネーミングのきっかけは青の「シロッコR」
竹岡さんは初心者にもわかりやすい車解説が評判で、各種媒体やイベントなどにも引っ張りだこ。2016年年からは自分でレーシングチーム「圭rallyproject」を立ち上げ、ラリーなどのモータースポーツに参戦するなど、レーシングドライバー、ラリードライバーとしても活躍中だ。そんな竹岡さんは、「シロちゃん」「ミカンちゃん」など、愛車にペットのように名前をつけて大切に乗り継いできている。
これまで乗り継いだ12台の中でも、4台続けて乗った「MINI(ミニ)」は、特別な存在だと竹岡さんはいう。
「最初はモーターショーで一目惚れしたんです。かわいいなと思って、これは絶対買おうと思いました。世界中を見回してみても『MINI』のデザインが嫌いっていう人に会ったことがないくらい不動の人気。ユーザーを見ていると本当に幅広くて、若者から年配の方まで男女問わずいろんな方が乗っている。ファミリーカーとして使いやすい車種も登場しましたが、自分だけの1台として持ちたいという方が多い車だと思います。
そのせいでしょうか、『MINI』ってペットみたいな感じで名前をつけたくなるような車なんです。私の『MINI CROSSOVER』にも、『シロちゃん』という名前をつけていました」
ネーミングの由来はボディの色からというシンプルな理由だけれど、そこにはちょっとしたエピソードが。
「以前、『フォルクスワーゲン シロッコR』(以下、シロッコR)で友達を駅まで迎えに行く機会があったんです。友達にはあらかじめ、『シロッコで行くね』と言ってあったのですが、友達は、『“シロ”ッコ』=白い子と思い込み、白い車で来ると思っていたみたいで。ところがうちの『シロッコR』は青いので、『青い車がきたってわかんないじゃん!』って(笑い)。
以来、『うちの車はこれから全部色で呼ぶ』って宣言して、『MINI CROSSOVER』には『シロちゃん』と名付けました」
東京から四万十川へ、2回の車女子旅を経験
デザインのかわいさに加え、竹岡さん自身のそのときのライフスタイルに合っていたことと、走りの感じがいちばんフィットしたのが「MINIクロスオーバー」だったという。
「MINIの中ではいちばん大きなモデルにはなりますが、幅も1820mmだから広すぎずせますぎず、せまい道もガンガン行けるし、高速もビシッと走る。30年来の友人と、東京から四万十川(高知県)まで2回もドライブ旅行に行きました。
四万十川って、高知龍馬空港から行っても愛媛の松山空港から行ってもちょっと遠いんですよね。『どうせ空港からレンタカー借りなきゃいけないところなんだから、それなら東京から走って行こうか?』という流れになりました。
旅行に行ったら、買いたいものってたくさんありますよね。車での旅行なら、いろいろお土産を買ってもいくらでも積めちゃう。友達は四万十川で、文旦を80個ぐらい買ってましたよ(笑い)。気の向くままに、あちこちいろいろ立ち寄りながら行けるのが車旅の醍醐味だと思うのですが、それには自分が運転しやすくて、愛着のある車で行くのがいちばんです」