アラフィフ女性がセカンドステージを輝かせるための方法
若い頃は「隣に座った人が自分の人生を変えるかもしれない」というワクワク感があった熟年世代。SNSが浸透している今の時代は、リアルな出会いだけでなく、さっきまで知らなかった人とSNSで繋がり、そこから新しい人生も開けるようになりました。
年齢を重ねれば重ねるほど、友人の存在が大きく、またキーパーソンとなる人との出会いはさらに人生を豊かにしてくれることも、熟年世代になってからわかったと感慨深い言葉を口にする人が増えています。
では、アラフィフ女性が恋愛症候群に陥らずにセカンドステージを輝かせるための方法とはどのようなものでしょう。次の3つを挙げてみます。
【1】「どうせ私は」という不平不満を口にすることをやめる
「今日の私は」とか「これからの私は」と、できるだけ今日と明日のことを考えるようにすると、前向きになれます。もちろん過去の思い出を捨て去ることはありません。過ぎ去った過去は、よく見えるものです。「あのときは良かった」という過去回帰は、老化現象の表れかもしれません。
【2】若い頃に気づけなかった「人との繋がりの尊さ」を知っている熟年世代は、人間関係にも留意できる
「一期一会」を心掛けて、出会いを大切にすると共に、「丁寧な付き合い」をモットーにすると、人との繋がりも強まっていきます。
【3】「チャンスの女神は前髪にある」を心に留めておく
チャンスがやってきたら気づける感性と、チャンスをいかせる行動力を磨いておくことが次のステージの扉を開くカギとなります。ときには年齢を忘れるくらい、夢中になることがやってくるかもしれません。
人生というのは、生きてみないとわからないものです。話題になった映画『鑑定士と顔のない依頼人』では、順調に見えていた人生が最後の最後で大逆転するという皮肉な結末でした。
一方、ノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロの『日に名残り』や『夜想曲集』などには熟年世代が人生の大団円に向かって生きるためのヒントが溢れています。文学の世界を堪能しながら、今後の人生を考察するのもよいかもしれませんね。
◆コラムニスト・夏目かをる
コラムニスト、小説家、ルポライター。2万人の働く女性の取材を基に恋愛＆婚活＆結婚、夫婦の機微をテーマに執筆。難病克服後はテレビ出演や講演も。2021年『ワールド極限ミステリー』（TBS系）では記事がドラマ再現化。映画や歌舞伎にも精通。https://ameblo.jp/moonriver2001-2007/