年始の挨拶として恒例の年賀状ですが、デザインを考えたり、ハガキを購入したり、印刷したりと、手間とお金がかかりますよね。最近は年賀状を出す人が減ってきているとはいえ、簡単にはやめられない人も多いはず。そこで、少しでもお得に年賀状を出す方法を、お金のプロフェッショナルで節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに教えてもらいました。
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1円でも安く年賀状を手に入れよう
2014年までは50円で送ることができた郵便ハガキも、徐々に値上げされ今では1通63円です。そこで、年賀状を少しでも安く出すための方法を知っておきましょう。
年末が狙い目!金券ショップの利用でお得にゲット
ハガキを安く購入できる店といえば、やはり金券ショップです。金券ショップでは、毎年年賀はがきの発売当日から販売を開始していることが多く、相場はインクジェット無地で62円程度です。さらに安く購入する方法としては、大量購入での割引があるか確認すること、また、年末が近づけば、売れ残り回避のために割引されることもあるのでチェックしましょう。
そのほか、ネットオークションなどに安く出品されている場合もあるので、チェックしてみてください。
郵便局での購入でポイント還元
郵便局やコンビニなどで年賀ハガキを買う場合、これまでは現金のみが適用でしたが、郵便局ではクレジットカードやバーコード決済などの各種キャッシュレス決済を使うことができるようになりました。クレジットカードなど、ポイントがつく決済方法にすれば、定価での購入にはなりますが、ポイント還元という形でお得になります。
コンビニではクレジットカードやバーコード決済などが利用できない場合があるので、キャッシュレス決済でポイントをもらいたいなら郵便局で購入するのが確実です。
ネットでの印刷サービスを利用しよう
オンラインの年賀状印刷サービスを利用すれば、年賀ハガキを購入する手間がかからず、ハガキ代に印刷費が込みになるので、年賀ハガキを買って自宅で印刷するよりも安くなる場合があります。特に印刷枚数が少なく、年賀状くらいにしかプリンターを使っていないという人は、インク代と比較し、検討してみましょう。
一例として、業界最安値をうたう「プリントパック」の場合、100部(7営業日+宛名1営業日追加)で8230円(印刷加工代 ・宛名印字代 ・送料 ・消費税込み)なので、ここからはがき代6300円を引くと、印刷代は1930円になります。片面印刷の場合は7660円なので、自身で宛名を書く場合はさらに570円安くなります。
一方エプソンの純正インクの価格を「ビックカメラ.com」で調べたところ、4色セットで最安値のものでも2640円でした。