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夫婦関係をこじらせる人のLINEの文面の共通点 夫婦問題研究家が円滑なメッセージの送り方を指南する

メッセージを送る際には名女優になりきる

夫にLINEを送る際に、どれだけ表現に気を配っているでしょうか? たった一言が仇となり相手を怒らせてしまうこともありますし、小さなミスが積もり積もって、気づいたら心が離れてしまっている、ということにもなりかねません。

フレーミング効果を活用する

「Sさんは夫に“昔はもっとかわいい女だったのに”と言われて悩んでいました。LINEを見せてもらうと、旦那さんとのこんなやりとりが気になりました」

Sさん「今日、何時に帰ってくる?」

夫「1時」

Sさん「遅いやん!」

「Sさんは“寂しいから早く帰ってきて”という思いから“遅いやん!”と書いたのですが、そのメッセ―ジを受け取った人はどんな感情を抱くでしょうか? 仕事を頑張っているのに、責められている気分になるかもしれません。

勘違いをされないように、“お仕事お疲れさま。寂しいから、なるべく早く帰って来てね”と素直に伝えるだけで、相手に与える印象が違ってきます。こうした心理現象を“フレーミング効果”といいます。

照れくさくて口にはできなくても、LINEでなら伝えられるはずです。素敵な女性ならどう伝えるだろうか?とセリフを考えるのです。メッセージを送る際には、名女優になりましょう」

スマホを操作している女性
夫にLINEをする時は名女優になりきって送る言葉を考えよう(Ph/photoAC)
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要件がなくても、簡単に気持ちを伝えられるのがLINEのメリット。気になることがあれば、さらりと尋ねることもできます。

「顔色がよくなかった、機嫌が悪そうだった、と気づいた時に“体調大丈夫?”“怒っているように見えたけど私なにかしたかな?心配だよ”と気遣えば、大事になる前に対処できます。

また、わざわざ言うほどのことでもないと思うようなことでも、“嬉しかったよ”“ありがとう”“バタバタして朝のあいさつができなくてごめんね”とメッセージを送ることで、既読スルーだったとしても気持ちは伝わり、良好な夫婦関係を保つことができるのです」

◆教えてくれたのは:夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー・岡野あつこさん

夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー・岡野あつこさん
夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー・岡野あつこさん
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1954年8月5日生まれ。埼玉県出身。36歳で起業し、自身の離婚経験を生かして結婚・離婚・再婚相談事業を開始。32年間のカウンセリングにおいて、3万8000件以上の相談を受ける。カウンセラーを育成する岡野あつこのライフアップスクールでは、約2200名の卒業生を輩出。テレビ・ラジオ・講演など幅広く活動し、YouTube岡野あつこチャンネルも好評。2022年9月に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)を出版。https://rikon.biz/

取材・文/小山内麗香

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