「使っていないつもりなのに、なぜかお金が貯まらない」という人は、無意識の買い物習慣がお金を浪費する大きな原因になっているのかもしれません。そこで、無駄なお金を使いがちな人が注意すべき6つのポイントを6年で1000万円を貯めた時短節約家のくぅちゃんさんが解説します。
根深く染み込んだ無意識の買い物習慣を見直す
SNSで誰かがすすめている商品をつい購入してしまったり、「お買い得」になっていると予定になくても購入してしまったり…。コロナ禍になってからネットでショッピングをする機会もさらに増え、そんな失敗を経験した人も多いはず。
「ネットショッピングなど便利な方法が増えて、お財布からお金を出す感覚やお店で商品を手にとって悩む時間から遠のき、買い物に対する感覚が鈍くなっている人が増えているように感じます。便利だからとどんどんお金を使っていては、暮らしは厳しくなる一方。
私も以前はまったく意識していませんでしたが、節約を始めてから無意識の買い物習慣が根深く染み込んでいたことに気づきました。無駄なお金を使いがちな人は、今回紹介する6つのポイントに気をつければ、かなりの節約につながると思いますよ」(くぅちゃんさん、以下同)
【1】思いつきで買わない
特にネットショッピングをしていると、「なんか良さそう」とついポチッとしてしまうことも。
「私の場合は必要なものはリストに書き出しておいて、楽天のお買い物マラソンなどでまとめ買いをしています。
書き出しておけば本当に自分に必要かを考える時間ができますよ。特にセールの時期は、リストと予算を相談して必要なものから買うようにしましょう。時間が経ってもリストに残っているものは、なくても困るものじゃないので実は必要ないものです」
【2】勢いで買わない
インスタなどで誰かが「使ってよかった」と言っていると、「時間もないし、とりあえず買っちゃえ」というパターンに陥りがち。
「みんなが使っていると私もこれが必要だと思い込んでしまうこともあります。私も美容グッズなどを勢いで購入してしまった経験がありますが、今ではタンスの肥やし。みんながいいというものでも自分にとっていいとは限りません。自分軸で考えることが大切です」
【3】慌てて買わない
「欲しいと思ったら、今すぐ欲しい!」という人も要注意。慌てて購入すると注文を間違えたり、商品が届いたら思っていたものを違っていたり…なんて失敗も。
「私もそういう失敗をたくさんしてきました。それに普段は送料がかかる愛用品でも、少し待ったらセールになったり、送料が無料になったりすることもあるので、欲しいものができても慌てて買わないようにしましょう」
【4】「お買い得」に釣られない
「お買い得」という言葉をみると、誘惑に負けて予定にないものを買ってしまうものですが、「買わなくてよかったものをチェックしてみると、『お買い得』という言葉につられて買ってしまったものも多い」とくぅちゃんさん。
「予定していないから結局使い切れなくて無駄にすることも多い。特に食材はおいしく使い切ることができなければ節約とは言えません。予定していないものが安くなっていたとしても、それは『お買い得』とは言えないんですよ。購入すればお金は出て行くので、買わないことが一番得です」