【5】「送料無料」に釣られない
「○円以上買うと送料無料」という言葉をみると、ついつい余計なものまで買い物かごに入れてしまう人も多いはず。
「一見、魅力的ですが、送料無料でもいらないものまで買うのは無駄。送料を払いたくないと思った時は、交通費に換算してみてどちらが得か考えるようにしています。
交通費をかけて出かけた場合、それだけを買って帰ってくることはあまりなく、ランチをするなど他のお金も使ってしまいそうなので、送料をかけて本当に必要なものだけを買う方がトータルで出て行くお金は少なくて済むという結論に至ることが多いです。
または、送料がかからないお店を探してみるのも手。トータルで考えて安いお店を選びましょう」
【6】ポイントアップに踊らされない
「ポイントを上手に獲得することは節約のカギでもありますが、ポイント獲得のために不必要なものまで購入するのでは元も子もありません。
例えば、同じ商品を買うのにポイントがつかない日に買うか、ポイントが5倍の日に買うかといった場合はもちろん5倍の日に買ったほうがいいのですが、『○円以上買うとポイント○倍』というような条件が付いている時は、不要なものまで買うことになるので注意しましょう。
ポイント獲得に関しては勘違いしがちなのですが、『ポイントを獲得すること』が目的ではなく、『必要なものを買う時にどれだけ多くのポイントを獲得するか』が大事なんです」
節約で大事なことは、出て行くお金の無駄をなくすこと。得のためにお金と使ったり、みんながいいという声につられて買い物をするのはNG。くぅちゃんさんのアドバイスを参考に、自分軸で買い物をする習慣を身につけましょう。
◆教えてくれたのは:時短節約家・くぅちゃんさん
会社員の夫、2人の息子の4人家族。看護師専門学校を卒業後、看護師に。結婚、出産で2回の転職を経て18年間、看護師を務める。共働きにも関わらずお金がたまらず、子供の教育費など将来に不安を感じ始め、節約に目覚める。節約に手間も時間もかけない「時短節約家」として注目を集め、テレビや雑誌に多数登場。著書に『節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄』(KADOKAWA)がある。Instagramフォロワー数はメインチャンネル、サブチャンネルあわせて17万人(2023年3月現在)。https://www.ku-chan-zitansetuyaku.work
撮影/黒石あみ 取材・文/青山貴子