
全国各地で桜の開花が始まっています。東京では3月22日、満開の発表がありました。そこで皇室のかたがたがこれまで触れ合われてこられた桜の思い出を振り返ります。ご家族の入学や卒業、結婚などさまざまな節目で桜が“花を添えて”きました。
ご夫妻で植樹されたサトザクラに「懐かしい」

2016年、国営昭和記念公園を訪れられた天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま、愛子さま。ご家族は桜の花見を楽しまれました。ご夫妻が1999年に植樹されたサトザクラを鑑賞され、雅子さまは「非常に懐かしいですね」と話されていました。



雅子さまは桜と合う春らしい着物を
雅子さまが13年半ぶりに着物で出席された2017年の春の園遊会。このとき、皇室のかたがたの後ろで咲き誇っていたのは赤坂御苑の桜。雅子さまがお召しになった水色の着物は春らしい雰囲気で、薄いピンク色の桜との相性も抜群でした。
今年の4月にはコロナ禍で中止になっていた園遊会が5年ぶりに開催される予定です。雅子さまの装いにも注目が集まりそうです。
あいにくの雨でも桜を背景にご一家は笑顔

2017年、学習院女子高等科に入学されることになった愛子さま。入学式には天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さまが出席されました。この日はあいにくの雨でしたが、門の後ろの満開の桜があり、ご家族は笑顔を浮かべられていました。愛子さまは新しい学校生活について「楽しみにしています」と述べられました。

紀子さまは娘2人の入学式で桜とともに
2007年、秋篠宮家の長女・眞子さん、佳子さまが学習院女子中等科、高等科にそれぞれ入学することになり、その入学式の際にも桜の木がおふたりの門出を祝福していました。


上皇ご夫妻は嫁ぐ娘と柔和な表情で

上皇上皇后両陛下もこれまでさまざまな場面で桜を楽しまれてきました。2005年4月、11月のご結婚を控え、皇室での最後の誕生日を迎えた黒田清子さん。ご夫妻とともに、皇居・内苑門付近で桜を観賞されました。ご家族3人の柔和な笑顔が印象的です。


上皇ご夫妻はお忍びで桜をご鑑賞
2019年3月、上皇ご夫妻は京都御苑をご訪問。見頃を迎えたシダレザクラなどを観賞されました。集まった観光客には「どちらからですか」などと話しかけられ、30分ほどかけてゆっくりと桜を見て回られました。


その1か月後には、東京で桜を“お忍び”でご観賞。朝、北の丸公園側の北桔橋門から歩いて皇居の外へ出ると、皇居の外周をゆっくり歩かれました。ご夫妻は腕を組みソメイヨシノや、シダレザクラなどを見上げてお話をされながら、散り始めた桜をたっぷり楽しまれていました。



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