暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、冷蔵庫収納スペシャリストとして活動する冨野真美子さんにセリアの「書類ケース」を使った乾物の収納について教えてもらいました。
これからの時期は乾物も冷蔵庫へ
冨野さんがおすすめするのは、セリアで購入したという『A4ワイドケース』。大きさはその名の通りA4サイズで、24.6×32.5×4.4cmほどです。セリア以外の100円均一ショップでも同じような書類ケースが売られています。
「このセリアで購入した書類ケースは半透明で中身が見やすく、厚みもあるので中の食品をつぶさずにしまえることがポイント。冷蔵庫の上段で使用しています。
乾物は未開封の場合は常温保存が基本ですが、開封後は、室内の温度や湿度が上がるこれからの季節は特に冷蔵庫での保管がおすすめ。ただし、食品によって異なる場合もあるのでその食品ごとの保存方法ご確認くださいね。
置き場所に困りがちな大きな海苔はこの書類ケースに入れて冷蔵庫の上段に収納することで、取り出しやすく、見失いにくいので、使い忘れを防ぐことができます。さらに、乾物はかさばるものが多いので、こういったケースに入れて収納することでスッキリします」(冨野さん・以下同)
取り出しにくい冷蔵庫の上段は使用頻度の少ない乾物のベスポジ
冷蔵庫の上段は取り出し頻度の低いものの収納がおすすめだと冨野さんは言います。
「私が普段、収納サポートをしている先でも海苔の置き場所に困っている人が多いです。冷蔵庫の上段は使用頻度の低い食材を保存するのにおすすめの場所。書類ケースを使うことで使いにくい上段のごちゃつきを防ぎ、庫内がスッキリ整います。ほどよく厚みがあるので、側面に、中になにがしまわれているかを記入したテプラやマスキングテープを貼っておくと取り出すときに一目瞭然です」
「出汁用セット」でまとめて保管しておくと時短にも
冨野さんは、この書類ケースに出汁類をまとめて保管することで、料理の時短にもつながっていると教えてくれました。
「海苔は季節関係なく、開封後、2~3か月で使いきれない場合は冷蔵庫保存がおすすめ。ただし、冷蔵庫から出してすぐに開封すると室内との温度差で結露が発生し、傷む原因になってしまうので、常温に戻してから開封することがポイント。
また、出汁用の昆布やかつおぶしのセットとして使用すると、家事の時短にもつながります。厚みがあるのでかさ張るものもはいります。こちらも、毎日使用する方や2~3か月で使い切れるかたは常温保存でOK。常温で保存するとしても、このように出汁セットでまとめておくととても便利です」
◆教えてくれたのは:冷蔵庫収納スペシャリスト・冨野真美子さん
東北初の冷蔵庫収納スペシャリストとして住宅収納サービス・コンサルティングの現場経験に基づく冷蔵庫収納術・食品保存術や住まい全体の収納サービス・コンサルティングを行う。KÖHARUBIYÖR代表。雑誌やテレビなど、メディアにも多数出演。https://koharubiyoricafe.jimdo.com