見渡す限りの茶畑でプライスレスな時間を過ごす~「嬉野茶時」
最後にプライスレスな体験をご紹介。嬉野といえば温泉とともに有名なのが、うれしの茶。そのうれしの茶を特別な空間で特別なスタイルで頂けるのが、「嬉野茶時(うれしのちゃどき)」。
舞台となるのは、茶畑に用意された茶空間。そのひとつ天茶台は、高台にあり嬉野の温泉街や嬉野温泉駅を眼下に望み、見上げれば山並みが空に美しい景色が広がります。
着席すると、目の前に茶畑が広がり、鳥のさえずりが心地よくそれだけでリラックスできる空間です。ここで行われるのが、白いユニフォーム姿のコンシェルジュが丁寧な所作で、お茶を淹れてくれるティーセレモニー。
同じ茶葉を使っても、淹れ方でその味や香りは変わる日本茶。ティーセレモニーでは、その時におすすめの茶葉を厳選し、一番おいしい形で提供してくれます。セレモニーの器は、地元の肥前吉田焼で特注したものだといい美しいだけではなくユニーク。コンシェルジュの所作とともに目を楽しませてくれます。
この地の歴史やお茶にまつわるストーリーを聞きながら、自分たちのためだけに時間をかけて淹れられた日本茶を、香り、味をじっくりと味わい丁寧に頂くプライスレスなひととき。日頃の雑念もどこかへ飛んでいき、終わった後は気持ちもすっきりとリフレッシュします。
■嬉野茶時 https://www.ureshinochadoki.com/
いかがでしたか? 温泉に入って、食べて、祈って心身ともに美しくなる嬉野温泉は女性の旅にもぴったり。西九州新幹線でアクセス至便となった今、女子旅やひとり旅にもおすすめです。
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを
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