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1年で24kg減量したダイエット専門家が伝授!脂肪をつきにくくする2つの栄養素

サーモンのグリル
1年で24㎏減量したダイエット専門家が伝授!脂肪をつきにくくする2つの栄養素とは?(Ph/イメージマート)
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ダイエットを成功させるには、ダイエットに効果的な栄養素のことも知っておくべき。今回は、体重78kgから1年間で24kgのダイエットに成功、その後、トータルダイエットカウンセラーとして活動し現在ヘルスフードサイエンス研究家として活動中の大西ひとみさんに、体脂肪がつきにくくなる栄養素について教えてもらいます。

24㎏減量に成功した大西ひとみさん
24kg減量に成功した大西ひとみさん
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年齢を追うごとに太りやすくなったり、ダイエットを頑張っているはずなのに痩せにくい体質になってしまっていると感じているかた、いらっしゃいませんか。今回は、脂肪をつきにくくしたり、燃焼しやすくしたりする効果のある栄養素をぜひ知っていただき、毎日の生活に取り入れてもらえればと思います。

体内で糖質よりも脂質を優先的に利用する「アスタキチンサン」

ひとつめは、アスタキサンチンと呼ばれる栄養素です。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

アスタキサンチンは天然に存在する赤色の色素成分で、カロテノイドの種類のひとつ。カロテノイドは大きくカロテン類とキサントフィル類に分けられ、アスタキサンチンはキサントフィル類に分類されます。水に溶けにくく油に溶ける性質を持っていて、鮭、カニやエビなどの甲羅類に多く含まれています。アスタキサンチンは体内で作ることができないので、体外から摂取する必要があります。

エビのグリル
エビなどの甲羅類に多く含まれる(Ph/イメージマート)
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また、アスタキサンチンは活性酸素を抑え、それを除去する作用を持っているだけでなく、体内で糖質よりも脂質を優先的に利用する作用があり、ダイエットのしすぎで脂肪が落ちにくくなってしまっている人にも効果があると言われています。

1日4mg程度の摂取が理想的

ダイエットばかりしている人は体のエネルギー源になる糖(グリコーゲン)が体内に少なくなっているケースが多く、それに加え体脂肪が少ない万年ダイエッターの人は、その状態でさらなる筋トレや有酸素運動などをしてしまうと、体は自分の意思とは関係なく筋肉をエネルギーとして使おうとするため、基礎代謝を落としてしまう可能性を高めてしまいます。

ところが、このアスタキサンチンを摂取すると筋肉をエネルギーとして使うのではなく、体に残っている少ない脂肪でも使おうと作用してくれるのです。

アスタキサンチンは過剰摂取することで体内に何らかしらの副作用を及ぼすということは現状報告されていませんが、1日4mg程度の摂取が理想的。摂取するタイミングは、油に溶ける性質があることから食事の直前もしくは直後がもっとも効果的です。アスタキサンチンのサプリメントは比較的お手頃な価格で購入できますよ。

内臓脂肪を減少させる効果が期待できる「ラクトフェイン」

もうひとつはラクトフェリンです。ラクトフェリンは動物の母乳などに含まれている鉄と結合しやすい糖たんぱく質です。

この栄養素は免疫力を高めたり、腸内のビフィズス菌を増やし、腸内環境を整えたりするなどさまざまな効果があります。ダイエットでは内臓脂肪を減少させる効果が期待できます。ラクトフェリンもアスタキサンチンと同様、万年ダイエッターでそこまで太っていない人にも効果が見られることがわかっています。

この栄養素のすごいところは、脂肪分解を促進してくれるだけでなく、脂肪合成の抑制もしてくれること。ラクトフェリンを摂取すると脂肪の分解を妨げるペリリピンというたんぱく分子の働きが弱まり、その結果、主に内臓脂肪が燃焼されやすくなり、また、脂肪細胞内の酵素活性がより活発になることがわかっています。

食後にサプリメントでの摂取がベター

ラクトフェリン摂取による副作用などは現状発表されていません。この栄養素は、もともと乳製品に多く含まれているのですが、衝撃や熱に非常に弱いことから、加工された時点でほぼラクトフェリンが残っていません。

サプリメントでの摂取する女性
サプリメントでの摂取が必要に(Ph/イメージマート)
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さらに、腸までラクトフェリンが届くような加工がされていないと効果がないことから食事からの摂取が非常に難しく、サプリメントでの摂取が必要になってきます。1回のおすすめ摂取量は250〜300mg程度。ラクトフェリンは胃酸に弱いので胃酸が中和された状態になっている食後の摂取がベターです。

ラクトフェリンはサプリメントとしては少し高価なものが多いかもしれませんが、ぜひ探してみてくださいね。