暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった！」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、冷蔵庫収納スペシャリストとして活動する冨野真美子さんが実践する「ブックエンド」と「マグネットスイングケース」を使った冷蔵庫のドアポケットの整頓術について教えてもらいました。
細かなものを入れるため散らかりがちなドアポケットの収納問題
冨野さんがおすすめするのは、100円均一（以下100均）で購入したという「ブックエンド」と「マグネットスイングケース」。散らかりがちな冷蔵庫のドアポケットを整頓する際に使用するそうです。
「私が使っているのは、セリアで購入した『マグネットスイングケース』（イノマタ化学）とダイソーで購入した『ブックエンド』です。この2つを組み合わせます。ブックエンドは、スペースに収まるようにドアポケットの寸法を測ってから買いに行くのがおすすめです」（冨野さん・以下同）
ブックエンドはスチール製にすることでマグネットボード化
ブックエンドがスチール製（鉄製）であることがポイントだといいます。
「ドアポケットにブックエンドを置き、そこにマグネット付きのスイングケースをくっつけて使用します。ドアポケットの内側はたいていマグネットがつかないと思いますが、スチール製のブックエンドを設置することでマグネットボードのようにものをくっつけて使用できるんです」
余った小袋調味料が迷子にならないよう“見える化”する
冨野さんによれば、クライアントからの冷蔵庫の収納に関する相談で、よく出てくるのが“余った小袋調味料”問題です。
「クライアントの自宅を訪問すると、余った小袋調味料が、冷蔵室やドアポケットなど、あらゆる場所から出てくるケースがとても多いんです。しかも、劣化して中身が出てしまったり、期限が切れてしまっていることがほとんど。きちっと整理し、期限までに使えるようにするためには、収納場所を決めること、そして目につきやすい場所に“見える化”することが大切です」
マグネットを使うことで食品ロスの軽減にもつながる
さらに別のアイテムをプラスすることで、“収納力”がアップ。食品ロスの軽減にもつながると冨野さんは言います。
「強力マグネットを使用するとより便利になります。使いかけの小袋調味料や小袋食材、チューブ調味料に金属製のクリップなどをつければ、クリップがマグネットにくっつくので、使い忘れが減り食材のロスを防ぐこともできるんです。
小袋調味料は新しいものから奥に入れるのもポイント。手前のものから使う（先入れ先出し）ことで、期限の記載がない小袋調味料も、使用期限の管理を簡単に行うことができます」
◆教えてくれたのは：冷蔵庫収納スペシャリスト・冨野真美子さん
東北初の冷蔵庫収納スペシャリストとして住宅収納サービス・コンサルティングの現場経験に基づく冷蔵庫収納術・食品保存術や住まい全体の収納サービス・コンサルティングを行う。KÖHARUBIYÖR代表。雑誌やテレビなど、メディアにも多数出演。https://koharubiyoricafe.jimdo.com
●【これ買ってよかった！】100均のブックエンドで冷凍室が整う、出し入れもスムーズに！活用法を冷蔵庫収納のスペシャリストが伝授
●【これ買ってよかった！】100均で買える「アルミシート」が冷凍庫内の食材をおいしく保存するカギ！冷蔵庫収納のスペシャリストが伝授