ショートヘアでは耳がカギ!耳かけを制するものがヘアを制する
耳かけは、もはや「アレンジ」と言って差し支えないレベルの、イメージチェンジテクニックのひとつ。とくにショートヘアやボブスタイルの場合は、耳が出ているかどうかで、印象が激変します。
「今の髪型に飽きてきた」「今日は少し雰囲気を変えたい」。そんなときにおすすめです。
さとゆみさん:耳かけヘアって、両サイドを耳かけするのか、片方だけ耳かけするのかによって、だいぶ印象が違いますよね。
八木さん:両方耳かけすると、すっきりした印象に。片方だけだと、アシンメトリーのスタイルになるので、オシャレ感が高まりますよね!
さとゆみさん:ショートやボブはアレンジのバリエーションが少ないと思っている人には、「耳かけ×ピアスorイヤリング」で遊びを入れるのもいい! 両耳かけなら小さめのピアスで、片耳かけなら中くらいのピアスを選ぶとバランスよく見えます。
八木さん:髪を耳にかけて落ちてきてしまう人は耳後ろに隠しピンをさすといいですよ。
さとゆみさん:夏などは、ピンをさして耳をしっかり出すと、すっきり見えて清潔感もアップしますね。
八木さん:もうひとつおすすめなのが、内側の毛だけを耳にかける方法です。
さとゆみさん:ヘアカタログの撮影でよくやるテクですね。
八木さん:内側の毛だけ耳にかけると、耳は全開にならないのですが、サイドにふんわり立体感が出てバランスのいい髪型になるんです。試してみてください。
◆ヘアライター&エディター・佐藤友美(さとゆみ)さん&ヘアスタイリスト・八木花子さん(MINX)
佐藤友美さん/1976年、北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。⻭切れのいい解説で、『あさイチ』(NHK)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『ZIP!』(日本テレビ系)をはじめ、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書にベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)、『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版)などがある。5月、八木花子さんとの共著『女の年齢は髪で決まる』が出版。
八木花子さん/1979年、静岡県藤枝市生まれ。ヘアサロン「MINX ginza」所属。「KAMI CHARISMA」受賞者。手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスが適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。テレビや雑誌など、メディアでも活躍中。
写真/林絋輝