ご自身の判断で大学に急きょご訪問
ご感想にあるように今回のご訪問で両陛下が積極的に取り組まれたのは、若い世代との交流でした。20日、両陛下は首都ジャカルタにあるダルマ・プルサダ大学をご訪問。日本で学んだ元留学生たちが設立した学校で、日本語教育がさかんです。両陛下は、愛子さまと同じ大学4年生との交流で卒業論文の話題に。
「卒業論文ということは4年生?」と雅子さまが声を掛けられ「はい、4年生です」と答える学生に陛下は「うちの娘の愛子がちょうど今、卒業論文をこれから」と話されました。
「『NARUTO』というアニメが好きです」と話す学生に陛下が「私は徳仁(なるひと)です」と言って周囲を笑わせる場面もありました。
当初、雅子さまは体調を考慮してこの日の訪問を見送られる予定でしたが、ご自身の判断で急きょ、出席を決められたということです。
7日間の滞在ではその他にも、ジャカルタ近郊にある職業専門学校、インドネシア独立に功績のあった政治家や市民、元日本兵らが葬られている「カリバタ英雄墓地」などを訪問されました。
若者など多くの人に寄り添われながらも、気さくに声をかけられる姿は、両陛下の国際親善の「令和スタイル」を感じさせました。
両陛下にとって充実のインドネシアご訪問となったことは間違いなさそうです。
●天皇皇后両陛下、20年前の海外ご公務で見せられたお心遣い 小児病院の子供たちと交流、雅子さまが優しく抱きしめられる場面も