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皇后雅子さま、五分丈や七分丈で涼しげに 爽やか夏コーデのポイントをスタイリストが解説

1993年6月、ご自宅前にいるご成婚直前の雅子さま
五分丈ジャケットがおしゃれ。裾からのぞく白のスカートが軽やか(1993年6月3日、Ph/JMPA)
写真19枚

皇后雅子さまは季節を問わず長袖をお召しになることが多く、肌の露出は少なめ。アラフィフの中には腕をあまり出したくないなど、露出少なめファッションを好む人も多いはず。そこで、雅子さまの夏ファッションの中でも、五分丈や七分丈など袖の長さなどで涼しげに見せ、かつ上品さをキープしたコーディネートのポイントをスタイリストの横山麻里さんに聞きました。

露出を控えめに涼しげに見せるポイントは「白」を取り入れること

大人女性の中には、夏でも露出を控えめにしたいという人も多くいると思います。そこで、横山さんに露出控えめの涼しげファッションのポイントをうかがいました。

「白をコーディネートに散りばめると、抜け感が出ます。それから、麻素材やトレンドのシアー素材は軽やかな印象になります。カーディガンやジャケットを肩掛けにして、動きによって肌を見せたり、クロップド丈のパンツやスリット入りのパンツで足首を見せると全体のバランスもよくなり、抜け感も出ます。小物には、クリア素材やかごバッグなど、夏ならではの素材を取り入れるとより涼し気です」(横山さん・以下同)

トリコロールカラーが爽やかなロングジャケットコーデ

1993年6月、ご成婚直前の雅子さまをご自宅前でキャッチ。ネイビーと白のバイカラーのジャケットは五分袖で涼しげです。

1993年6月、ご自宅前にいるご成婚直前の雅子さま
トップスの赤がアクセントに(1993年6月3日、Ph/JMPA)
写真19枚

「五分袖のジャケットはネイビー×白。そこに、赤のトップスを合わせるというおしゃれなフレンチマリンスタイルに。髪型もカチューシャでまとめられてすっきりとした印象です。

トリコロール配色がとても爽やかで、赤のトップスがコーディネートのアクセントになっています。首元が詰まっていないデザインのトップスなので、ほどよく肌見せでき、濃い色合わせも、バイカラーのジャケットの白がポイントとなり、全体に抜け感を作っています。

お召しのように、洋服に白を取り入れてもいいですし、靴やバッグ、アクセサリーで白を取り入れても涼し気な印象になります」

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ビビッドな赤のツーピースを白小物で上品見せ

1996年7月、佐賀県各地をご訪問の雅子さまは金ボタンがアクセントになった赤の半袖のツーピースをお召しでした。

1996年7月、佐賀県各地をご訪問の雅子さま
赤に金ボタンがアクセントのツーピース(1996年7月、Ph/JMPA)
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1996年7月、佐賀県各地をご訪問の雅子さま
白のパールアクセで爽やか&華やかに(1996年7月、Ph/JMPA)
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1996年7月、佐賀県各地をご訪問の雅子さまと天皇陛下と関係者
遠目からでも鮮やかな赤のツーピース(1996年7月、Ph/JMPA)
写真19枚
1996年7月、佐賀県各地をご訪問の雅子さまと天皇陛下
バッグや靴も白で抜け感バッチリ(1996年7月、Ph/JMPA)
写真19枚

「鮮やかな赤のツーピースは、きちんと感もありつつ、華やかなコーディネート。バイカラーの小物を合わせて、マリン調にされている小物使いは、おしゃれ度の高さがうかがえます。大粒の白パールのアクセサリーで上品さも爽やかさも演出。白のバッグも爽やかさを放っています。

夏は、ビビッドカラーが映える季節。シンプルなビビッドカラーのカットソーワンピースに、大粒の白パールアクセサリーや、白小物を散りばめれば、涼しげで上品なコーディネートになります」

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