健康・医療

厳しい糖質制限はリバウンドのもと!血糖値の上昇をセーブする”セカンドミール効果”を味方に 

糖質は悪者ではなく、燃焼スピードに優れたエネルギー源

糖質は、ダイエット中も摂るべき栄養素のひとつだそうです。むしろ、極端に不足すると痩せにくい体になることも。

「糖質(炭水化物)は、たんぱく質や脂質とともに私たちの体に欠かせない3大栄養素のひとつ。極端に不足すると健康に悪影響を及ぼします。

糖質は、筋肉や脳、神経系などの活動には不可欠で、筋肉を合成する際にも欠かせません。もし、極端に糖質が不足すると、筋肉がうまく作られなくなる上に、筋肉を分解して糖を作る糖新生が起こり、筋肉量が減少します。すると、代謝が落ちて痩せにくい体に」

ダイエット中も最低1日130gの糖質を

それではどのくらいの量の糖質を摂るべきなのでしょうか。太りにくい糖質量をうかがいました。

雑穀米と小鉢、おかずが載った皿に箸を伸ばしている
ダイエット中でも糖質(炭水化物)は、3大栄養素の35~40%を維持すべき(Ph/イメージマート)
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「食事で摂る3大栄養素の理想のバランスがあります。ダイエット中でも糖質(炭水化物)は、3大栄養素の35~40%を維持すべき。糖質量は最低でも1日130g、ごはん小盛り2~3杯程度は食べてほしいところです。特に意識したいのは、量よりもどの種類の糖質を選ぶか。

理想は、米や麺、イモ類などの食物繊維が含まれる糖類(炭水化物)です。炭水化物は、糖質+糖の吸収を遅らせる食物繊維で構成されています。米や麺、イモ類などは、食物繊維が含まれる他、多糖類(糖が10個以上つながったもの)のでんぷんが主成分で、糖が2つつながっている砂糖に比べてゆっくりと体内に取り込まれるため、肥満の原因となる血糖値の上昇も砂糖と比較すると緩やかです」

◆教えてくれたのは:食事管理アプリ『あすけん』管理栄養士・道江美貴子さん

食事管理アプリ『あすけん』管理栄養士の道江美貴子さん
食事管理アプリ『あすけん』管理栄養士の道江美貴子さん
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女子栄養大学栄養学部卒業後、大手フードサービス企業に入社。100社以上の企業で健康アドバイザーを務め、食事管理アプリ『あすけん』の企画・コンテンツ制作・開発管理などに携わる。現在、株式会社asken取締役としてあすけん事業統括責任者を務める。近著に『国内最大級の食事管理アプリ『あすけん』公式 結局、これを食べるが勝ち』(ワニブックス)がある。『あすけん』公式サイトhttps://www.asken.jp/

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