健康・医療

将来の寝たきりリスクが激増する「ロコモ」 1つでも当てはまれば要注意「7つのチェックリスト」を整形外科医が解説

買い物、家事で

さらに、買い物や日常の家事にもチェックポイントがあります。

持って帰れる買い物袋の重さもチェックポイントに(Ph/イメージマート)
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「【6】2kgくらいの買い物を持って帰るのがつらい。これに当てはまるという人は、上半身の筋力が衰えている可能性があります。40代、50代の人は『5キロの荷物』で判断してください。

最後は、【7】布団の上げ下ろしや掃除機を使うのがつらいかどうか。前かがみの作業は、直立している時より腰に負担がかかります。家の中でのやや重い作業がつらく感じる人は、足腰の筋力や上半身の筋力、そしてバランス力が衰えている可能性があります」

上記の7項目のうち1つでも該当する人は、すでにロコモの可能性があります。ロコモ対策の第一歩として、ご自身の身体の状況を確かめることから始めましょう。

◆教えてくれたのは:スポーツ整形外科医・渡會公治さん

スポーツ整形外科医の渡會公治さん
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帝京科学大学(スポーツ医学)特任教授、日本ロコモティブシンドローム研究会メンバー、一般社団法人美立健康協会代表理事。1947年、静岡市生まれ。東京大学医学部卒業。オリンピック代表やプロスポーツ選手の診察・治療を手がけた経験を生かし、同研究会が提唱する「ロコモ体操」を考案。整形外科医として各地で中高年向けのロコモ体操教室を開催している。2023年5月、『長生き足腰のつくり方』(アスコム)を出版。

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