健康・医療

将来の寝たきりリスクが激増する「ロコモ」 1つでも当てはまれば要注意「7つのチェックリスト」を整形外科医が解説

「ロコモ」簡単セルフチェック

ロコモになっているかどうかの見極めは、日本整形外科学会が定めた次の7つの項目をチェックすることで簡単にできます。

【1】家の中でつまづいたり、滑ったりする
【2】片足立ちで靴下がはけない
【3】階段を上るのに手すりが必要
【4】横断歩道を青信号で渡り切れない
【5】15分続けて歩けない
【6】2kgくらいの買い物を持って帰るのがつらい
【7】布団の上げ下ろしや掃除機を使うのがつらい

家の中でつまずく

まずは家の中での場面から。それぞれ、自分が当てはまるかどうかを考えます。

段差のないところでつまづいたら要注意(Ph/イメージマート)
写真5枚

「まず【1】家の中でつまづいたり、滑ったりすることがあるかどうか。段差のないところでつまずいたり滑ったりするのは、下半身の筋力の衰えや関節を痛めている可能性があります。

続いて【2】片足立ちで靴下がはけない人は注意が必要です。バランス能力と下半身の筋力が衰えているかもしれません。

そして、【3】階段を上るのに手すりが必要。手すりを使わずに階段を上るには、片脚で自分の体重を支える筋力やバランス力が必要です。1階から2階へ上がるくらいで必ず手すりを使うなら注意しましょう」

外出時にも

続いて、外を出歩く際のチェック項目です。

「外出時のポイントは、まず【4】横断歩道を青信号で渡り切れないかどうか。横断歩道を渡り切れないということは、歩行速度の低下を表します。足腰の痛みの程度や下半身の筋力低下の目安として考えましょう。

また、【5】15分続けて歩けない、という人も要注意。少し歩くだけでも息苦しくなったり、足が痛くなったりする人は、心肺機能の低下あるいは腰部脊柱管狭窄症の疑いもあります」

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