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固形物と液体を丸ごとお掃除!「吸引+水拭き」できる最新二刀流コードレスクリーナーの実力は?家電ライターが紹介

ソファと掃除機とバケツ
「吸引+水拭き」できる最新二刀流コードレスクリーナーの実力は?(Ph/イメージマート)
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水拭き掃除が得意な電化製品といえば、モップクリーナーを思い浮かべる人も多いのでは。家電ライターの田中真紀子さんによると、今はモップクリーナー以外にも、掃除機のように吸引しながら水拭きできるタイプ、ヘッドを付け替えることで吸引と水拭きの機能をチェンジできるタイプなど、進化型が増えてきているそう。いま注目の水拭きクリーナーを教えてもらいました。

吸引掃除もできる水拭きクリーナーはいまが発売ラッシュ!

まず、水拭きできるコードレスクリーナーには、大きく分けて3つのタイプがあると言います。

「1つ目は、ヘッドに装着したモップが回転したり振動したりして拭き掃除のみできる“単機能”タイプ、2つ目は吸引しながらローラーモップが回転し、ゴミを取りつつ水拭きする“一石二鳥”タイプ、そして3つ目がコードレス掃除機のヘッドを付け替えることで水拭きできる“1台2役”タイプです。

このうち、拭き掃除のみできる単機能タイプは5~6年前から徐々に見かけるようになりましたが、一石二鳥タイプや1台2役タイプは、今が発売ラッシュ状態。今年だけでも、エレクトロラックス、アンカー、ハイアール、アクア、ダイソンと、名だたるメーカーから登場しています」(田中さん・以下同)

それぞれの使い方は、次の通り。

水拭きに特化したモップ型

「単機能タイプは、濡らしたモップを装着するだけなので、仕組み自体はとてもシンプルで、フロアワイパーのように手軽に使えます。ただ、汚れがひどい場合はモップをこまめに取り外して洗わないと、汚れを広げてしまう場合があります。また水気が少なくなると汚れ落ちが悪くなるので、場合によっては1回の拭き掃除で何度か濡らす必要があります」

吸引と水拭きが同時にできる一石二鳥タイプ

「一石二鳥タイプは、あらかじめ給水用タンクに水を入れておけば、モップに少しずつ注水するため、常に適度に水を含んだ状態で水拭きできます。吸引と同時にモップが回転して、床の汚れを拭き取り、スクレーパーのような部分で汚れと水をしぼり取って汚水タンクに回収します。そのため汚れを広げることなく、掃除が続けられます。

そして1台2役タイプは、ヘッド部分にいずれかの方式を採用しているものです」

自力の雑巾がけをやめたい人、フロアワイパーの汚れ落ちが気になる人におすすめ

3タイプ共通して、次のような人におすすめだといいます。

床拭きモップで床を掃除している足元
自力の雑巾がけをやめたい人、フロアワイパーの汚れ落ちが気になる人におすすめ(Ph/イメージマート)
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「今まで雑巾掛けを自力で行ってきたけれど、やはり疲れる、膝が痛くて屈めない、雑巾掛けが大変だから、徐々に怠るようになってしまった…という人は、検討してみてもいいかもしれません。また今までフロアワイパーを使っていたけれど、汚れ落ちに不満がある人にもおすすめです」

使用前の準備と使用後のお手入れは必須

気になるのが、使うたびにどんな手間がかかるのか。ここが面倒だと、継続して使えない可能性もあるので、ぜひ知りたいところです。

アクア『水拭きフロアクリーナー WIPEL(ワイプル)』の充電の様子
アクア『水拭きフロアクリーナー WIPEL(ワイプル)』の場合、汚れたブラシは、充電台に戻すと本体に搭載されたブラシ洗浄機能でしっかり洗える
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「水拭きをする以上、事前の準備とお手入れはそれなりに必要です。まず洗って乾かしておいたモップを装着します。次に、必要に応じてタンクに給水。掃除が終わったら、汚水を捨ててタンクとモップを洗い、干しておきます。中にはモップの汚れを落とすクリーニング機能を搭載したもの、乾燥まで行ってくれるものもあるので、使用後のお手入れを軽減したい人はこうしたタイプを選ぶのも手。

ただし、一石二鳥タイプの中には、お掃除しにくい生卵やカップラーメンなどの固形物と液体が混じったものが吸い取れるものもあって魅力的な一方、汚水タンクの処理は結構大変です。本体重量もそれなりにあるため、給排水が面倒に感じることも。

手軽に使いたい人は単機能タイプ、多少手間はかかっても効率よく広い範囲を掃除したい人は一石二鳥タイプを。またヘッドを付け替えるタイプは、ふだんは普通に掃除機として使えるので、ライフスタイルなどにあわせて、じっくり検討するとよいでしょう」

田中さんが今注目している最新式の水拭きできるコードレス掃除機は、次の2点です。

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