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布団クリーナー・掃除機の布団用ノズル・布団乾燥機…布団のダニ対策は、結局どれが最強?家電ライターがジャッジ

白いマットレスと枕
布団やカーペットを使うにあたり忘れてはならないのが、定期的なダニ対策(Ph/イメージマート)
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先週から一気に気温が下がり、冬布団や、ラグ、カーペットで温まっている人も多いでしょう。布団やカーペットを使うにあたり忘れてはならないのが、定期的なダニ対策。そのグッズとして、布団クリーナー、掃除機の布団用ノズル、布団乾燥機などいくつか選択肢がありますが、結局どれが効率的で、どんな使い方をしたらよいのか分からない人もいるのでは。家電ライターの田中真紀子さんに教えてもらいました。

ダニは秋冬でも繁殖する

まず、ダニ対策の基礎知識から話してもらいました。

「ダニ対策を行ううえで知っておきたいのは、ダニの性質です。ダニは、温度20~30℃、湿度65%以上の環境下でもっとも活動的になり、繁殖するといわれています。さらにダニが生きていくためにはエサが必要となりますが、エサとなるのは、人や動物のフケやアカ、食べ物のかす、カビなど、家庭内にあるものです」(田中さん・以下同)

活動的になったダニが潜みやすいのは、次の場所。

「ダニは潜り込んで産卵できる、すみかとなる場所も必要となります。多く潜んでいるのは、ダニにとって快適な温湿度の条件が整った布団やカーペット、布製ソファなどです」

また、湿気の多い夏を過ぎてもなお、ダニは繁殖するそうです。

「ダニが多く繁殖するのは一般的に、前述の条件が整った6月から9月ですが、今は秋冬も室内の温度や湿度が快適に保たれていることもあり、ダニが活動しやすくなっています。

逆に、ダニは温度40℃以上で徐々に弱り始め、60℃以上の高温下では即死するとされています。または0℃以下の低温下や、湿度20%以下の乾燥状態でも生きていけません」

こうした性質を踏まえ、どんなダニ対策が必要となるのか。家電を使った対策法を幾つか挙げてもらいました。

布団とカーペットのダニ対策

ハイパワーツインノズル FK-WH2-W』でベッドの布団を温めている
アイリスオーヤマ『ふとん乾燥機 ハイパワーツインノズル FK-WH2-W』はシングル・セミダブル・ダブル布団に対応可能
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布団には、布団乾燥機+布団クリーナーの2段使いを

「布団であれば、布団乾燥機のダニ対策モードでダニを死滅させた後、布団クリーナーでダニのフンや死骸を吸い込むのがベストです。

というのは、ダニは40℃を超えると徐々にダメージを受け始めますが、布団乾燥機などで60℃の高温にさらされると即死するといわれています。さらに布団の中に死がいが残ると、それがアレルゲンとなりますので、死がいを布団クリーナーなどで吸い込むことが重要なのです」

なお、布団クリーナーとは、布団専用に作られた掃除機のこと。多くの製品がヘッド部分で布団に振動を与えてダニのフンや死骸を吸い込む機能を搭載している点が、一般的な掃除機との違いです。布団クリーナーがなければ、一般的な掃除機の布団用ノズルでもOKです。

「また布団内部を乾燥させると湿度が下がり、ダニが繁殖しにくい環境になりますので、日常的に布団乾燥機の布団乾燥モードを使用することをおすすめします」

カーペットにはアイロンやスチームクリーナーも有効

レイコップ『RAYCOP PRO2』でラグを掃除している女性
レイコップ『RAYCOP PRO2』はPTCヒーターを搭載し、掃除機がけしながら約65℃の温風で布団表面のダニを死滅
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「カーペットの場合も、同様の方法でダニ対策が可能です。上に布団や専用カバーをかけ、しっかり温風が行きわたるようにしましょう。

さらにアイロンで熱を与える方法もあります。アイロンの温度の目安は、低温でも80℃~120℃なので、低温で十分死滅可能な温度となります。アイロンのかけ面を直接当てるのが不安な場合は、かけ面を近づけてスチームを噴射するだけでも、100℃近い温度を吹き付けられます。この場合は、アイロンは『中温』(140~160℃)または『高温』(180~210℃)設定にする必要がありますので、かけ面を直接当てないように気をつけましょう。

ほかスチームクリーナーも100℃近い蒸気が噴出されますので、ダニ対策が可能です。ただし、布団、カーペットともに高温が苦手な素材がありますので、耐熱温度は事前に必ず確認してください」

ダニ対策前後の掃除機がけは怠るべからず

いずれを使う場合も、ダニ対策前後の掃除機がけは必須です。

「ダニ対策前はカーペットのホコリや食べこぼしを取り除くために、そして対策後はダニの死がいを取り除くために、しっかり掃除機をかけましょう」

では、布団クリーナーや布団乾燥機はどのようなものを使うとよいか。田中さんのおすすめを2点、挙げてもらいました。

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