料理・レシピ

長持ちさせるあずきの保存法 未開封なら常温、生のあずきは冷蔵、煮あずきは冷凍で1年保存可能に

器に入ったあずき
新年に活躍するあずき、選び方や保存方法は?(写真/Photo AC)
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邪気を払う、魔除けができると古くから伝えられてきたあずき。「小正月のあずき粥、赤飯など、あずきは縁起物としても親しまれ、とくに新年に活躍します。選び方や保存法を知っておくとよいでしょう」と話すのは、野菜ソムリエプロの福島玲子さん。詳しく教えてもらった。

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縁起物として年始に活躍するあずき

お正月のおせちや、1月15日の小正月に使われるあずき。あずきのように赤い色の食べ物は邪気を祓うと言われており、古くから縁起のよい食べ物として重宝されています。まずは、あずきを選ぶときのポイントからお話しします。

あずきの選び方、ツヤがあり変色がないものを

あずきを選ぶときは、ツヤのあるものがよいです。あずきは時間の経過とともにツヤがなくなるので、表面がシワシワになっているものは避けましょう。

また、あずきの白い部分(目芽)もよく見るとよいです。古くなったあずきの目芽は、黄色や茶色に変色しますので、きれいな白色のものが新鮮です。

あずきを手に取っている
表面にツヤがありと白い部分(目芽)が変色していないものを(写真/Photo AC)
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古いあずきは煮るのに時間がかかり、いくら炊いても皮が柔らかくならないことがありますので、気を付けて選びましょう。

買うときは粒の大きさと袋の膨張を確認

あずきを袋で買うときは、粒がそろっているものを選びましょう。虫食いや割れた豆が入っていないかどうか、注意深く確認しましょう。

正しいあずきの保存法、冷凍で長持ち

あずきの保存は、常温・冷蔵・冷凍の3つの方法があります。それぞれの正しい保存の仕方をお伝えします。

未開封なら常温OK、開封したら冷蔵庫へ

未開封のあずきは、常温、冷蔵ともに半年ほど保存ができます。常温保存では、未開封であっても、劣化を防ぐために直射日光や高温多湿を避けた冷暗所に置きます。

袋に入ったあずき
開封したあずきは密封して保存(写真/Photo AC)
写真5枚

開封したあずきは冷蔵保存すれば、常温よりも品質の劣化を抑えることができます。ジップ付き保存袋や、密閉できる保存容器、乾燥したペットボトルなどに入れて冷蔵庫に置きます。ただし、長期間置くと煮え方が悪くなって、味も落ちることがありますので、早めに食べきりましょう。

茹でてから冷凍すれば長期保存可能

最も長く保存できるのが冷凍です。下茹でまたは煮豆にした状態で、密閉容器に入れて冷凍すれば、半年〜1年ほど保存できます。

煮あずきを作るときは、2回下茹でします。あずきを水洗いしてから、煮立った鍋でアク抜きをしたあと、水を入れ替えて弱火で15分ほど煮ます。これをザルにあけ、さらに新しい水で弱火で1時間ほど煮れば、煮あずきの完成です。

鍋に入ったあずきをすくっている
あずきは2回下茹でしてから煮る(写真/Photo AC)
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途中でアクをすくい、水を足して、あずきが水面から出ないようにしながら煮ましょう。煮た後は、よく冷ましてから冷凍してください。

◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん

野菜ソムリエの福島玲子さん
野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
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ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/

構成/イワイユウ

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