エンタメ

《百恵さんが見つめてチョコを頬張って…》三浦友和にとって「恋のキューピット」大物映画監督との長く太い縁

現在はキルト制作などに精を出しているという。(2024年1月)
写真8枚

俳優の三浦友和(73才)が、1月28日に自身のインスタグラムを更新し、24~26日に広島県で開催された「尾道映画祭」に参加したことを報告した。投稿した写真は、2020年にこの世を去った映画監督の大林宣彦さん(享年82)の妻で映画プロデューサーの恭子さん(86才)、そしてふたりの長女の千茱萸(ちぐみ)さん(61才)と撮った3ショットだ。

千茱萸さん(左)、恭子さん(中央)と笑顔で写真に収まる友和。(写真/三浦友和のインスタグラムより)
写真8枚

「大林監督は尾道市出身で、何作も同市を舞台にした映画を世に送り出してきました。今回の映画祭でも、大林さんがメガホンをとった『日本殉情伝おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群』(1988年公開)が上映されました。その主演を務めたのが友和さんだったので、今回の映画祭に招待されたようです。

友和さんは、インスタに≪私も大林監督の作品に7本出演させていただいてます≫≪(恭子さんと千茱萸さんとは)長いお付き合いになりました≫と綴っており、大林家との親交が深いことを示唆していました」(芸能関係者)

バッグを左腕に下げた百恵さん(2022年5月)
写真8枚

友和と大林さんが出会ったのは、いまから50年以上前、1974年頃のこと。グリコ「セシルチョコレート」のCMを大林さんが撮影するにあたり、主人公の相手役として「王子様みたいな男性」を探していたところ、芸能事務所から紹介されたのが当時22才の友和だった。そして、このCMの主人公こそが、後に結婚することになる当時15才の百恵さん(65才)だったのである。

「CMは、百恵さんと友和さんが見つめ合いながらチョコを頬張るシーンが注目を集め、百恵さんが芸能界を引退するまで続く人気シリーズになりました。撮影は毎年、夏と冬の2回、海外で行われていたのですが、大林監督はカメラを回すうちに、友和さんと百恵さんの変化に気づいたといいます。

3年目くらいから、カットがかかった直後の百恵さんの表情が、『もっと友和さんを見つめていたい』というような表情になったそうなんです。彼女は友和さんに恋をしているに違いない、と気づいた大林監督は、海外ロケの最中に1日オフを作ったりと、できるだけ2人の時間を過ごせるように配慮していたとか。のちのインタビューで当時を振り返った友和さんも、監督に感謝していました」(映画会社関係者)

映画公開と同年に発売された『いい日旅立ち』は100万枚を売り上げた(1978年撮影、写真/SHOGAKUKAN)
写真8枚

そんなふたりの変化にいち早く気づいた大林さんが1978年に撮ったのが、友和と百恵さんを主演に据えた映画『ふりむけば愛』だった。

「CM撮影を通じて次第に恋心を抱くふたりの様子を見守ってきた監督は、集大成のような気持ちで『ふりむけば愛』を撮ったそうです。映画公開の2年後にふたりは結婚。まさに大林監督は恋の“キューピット”でした」(前出・芸能関係者)

夫婦仲がすこぶる良い。右は夫の友和(2024年1月)
写真8枚

友和と結婚した百恵さんは、21才という若さで芸能界を引退。しかしその後も百恵さんと大林さんとの親交は続いた。

「百恵さんは、大林監督と恭子さん夫妻を兄や姉のように慕っていたといいます。友和さんも含め4人で一緒にテニスをすることもあったそうで、元々テニスに乗り気じゃなかった百恵さんがテニスに打ち込むようになったのは、恭子さんの『女は結婚したら体を鍛えなくちゃだめ。早く老け込んでしまうから』というアドバイスがきっかけだったとか。

(2022年5月)
写真8枚

肺がんのため、大林監督は2020年4月に亡くなりましたが、以後も大林家と三浦家の交流は続いているようです」(前出・芸能関係者)

“キューピット”への恩は計り知れない。

愛犬の散歩をする百恵さんと友和。(2024年1月)
写真8枚
買い物時、ピンクマスクも光る百恵さん(2022年5月)
写真8枚
関連キーワード