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《百恵さん66才になって》長男・祐太郎から「親の七光り批判が消えた」歌声とキャラで勝ち取った「埼玉のラジオスター」

バッグを左腕に下げた百恵さん(2022年5月)
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稀代の歌姫が1月17日、66才の誕生日を迎えた。1980年に芸能界を引退し、近年はキルト作家として活動している三浦百恵さんだ。夫の三浦友和(72才)は今年に入り、インスタグラムを開設。芸能一家としても知られる三浦家の“プライベート情報”が発信されるか気になるところだが、その家族の中で、年々存在感を増しているのが、長男でシンガーソングライターの三浦祐太朗(40才)だろう。

祐太朗はバンド「Peaky SALT」のボーカル「ユウ」として、2008年にメジャーデビューした。

「当初、祐太朗さんは本名を伏せて活動していました。デビューからしばらく経って、両親の存在が報じられてしまうのですが、その後も、彼が両親について語ることはありませんでした。バンドはメンバー間の方向性の違いにより、残念ながら2010年に活動を休止しています」(レコード会社関係者)

転機は2017年

オシャレなシャツを着た祐太朗(2021年)
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翌2011年から祐太朗はソロ活動を開始。俳優として舞台に立ったこともあったが、あくまで主戦場は“歌”。全国各地のショッピングモールなどで無料のミニライブを行うなど、地道に活動を続けていた。その間も、祐太朗が両親について積極的に語ることはなかった。あくまで「自分の歌で勝負したい」という思いがあったのだろう。

転機が訪れたのは2017年。アーティスト活動10周年を記念してリリースしたカバーアルバムに、百恵さんの曲が含まれていたのだ。

「百恵さんが歌った名曲、『さよならの向こう側』や『プレイバックPart2』などが収録されていました。百恵さんファンとして嬉しいカバーアルバムで、オリコンでもランキング入り。その年の『日本レコード大賞』で企画賞を受賞しました。

祐太朗さんが世間に“歌姫・百恵さんの長男”として広く認知される出来事でしたが、同時に、“親の七光り”などの批判的な声も聞こえるようになりました」(前出・レコード会社関係者)

百恵さんをはじめ三浦家の話も公開

2020年には声優の牧野由依との結婚(公式ホームページより)
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一部でそんな批判もあったようだが、その後も祐太朗は百恵さんの曲を歌い続けた。一方で、自身で曲も作り、シンガーソングライターとしての活動も決して止めることはなく、2019年には【三浦祐太朗 Live Tour “47 MELODIES”】と題した47都道府県をめぐるツアーを実施。自身の曲と百恵さんの曲も歌う、“ハイブリッド”な活動で、多くのファンを獲得していった。

「ここ数年はバラエティ番組に出演し、百恵さんをはじめ三浦家の話も公開。それがドッカンとウケるんですよ。昔は、家族の話をしてこなかった祐太朗さんは今は自然体で話せていて、それが視聴者にも受け入れられているのだと思います。もはや“親の七光り批判”なんて一切聞こえてきませんからね。

そもそも祐太朗さんには高い歌唱力があるのですが、アニメ好きなど、キャラも立っている。2014年から埼玉県のラジオ局NACK5でラジオ番組『キラスタ』のパーソナリティを務めていて、現在も水曜と木曜を担当しています。唯一、番組開始時からのパーソナリティで、番組回しも上手。彼の担当曜日は、アニソン多めなのもウケていて、ファンからは“埼玉のラジオスター”と呼ばれているようですよ」(芸能リポーター)

2024年には、百恵さんの作品をオーケストラで演奏し、祐太朗がボーカルを務めるコンサートが実施。今夏にも同様のコンサートが決まったという。

時を超えて百恵さんの名曲を現代に繋ぐ──他の誰にも真似できない、その大役を祐太朗が果たそうとしている。

夫婦仲がすこぶる良い。右は夫の友和(2024年)
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キルト作家として活躍するのは最近の百恵さん(2024年)
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買い物帰りの百恵さん(2022年5月)
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山口百恵23枚目のシングル『絶体絶命』
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25枚目シングル『美・サイレント』。サビの歌詞の伏せ字箇所は口パクで歌唱していた
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高い歌唱力を持つ祐太朗
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