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加賀まりこ、NHKドラマでお腹ぽっこりの“お節介ババア”がハマり役 イメージから程遠い役柄に妙な説得力 実生活では姪の娘を溺愛 

ドラマ『しあわせは食べて寝て待て』でハマり役と話題になっている加賀まりこ(NHKドラマ公式Xより)
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「梅雨に備えて水分代謝をよくするそら豆を加えてみました」「黒豆は、だるさを取ってくれる」──そんな豆知識が心地よく響くドラマ『しあわせは食べて寝て待て』(NHK)が好調だ。

NHKプラス(NHKの番組をインターネットで視聴できるサービス)では、初回の視聴回数が歴代1位の記録を打ち立てると、2話以降も好調をキープ。5月27日放送の最終回を前に急遽、特番の放送が決まったほどだ。

主演を務めるのは、桜井ユキ(38才)で、病気を患いキャリアを諦めざるを得なくなった女性・麦巻さとこを演じる。体調面から週4日しか働けない彼女は、家賃が安い団地に引っ越すことになり、そこで出会った個性豊かな住人たちの暮らしや、薬膳を学ぶさとこの日常が描かれる。

「ドラマに幾度となく登場する、思わず実践したくなる薬膳料理の数々もさることながら、適度な距離感を保ちながら続いていく人間関係や、自分のペースで生きることの心地よさを淡々と描いているところが魅力です」(芸能関係者)

主演の桜井ユキと宮沢氷魚、加賀まりこ(NHKドラマ公式Xより)
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このドラマでハマり役だと話題なのが、さとこが借りた団地の部屋の大家・美山鈴を演じる加賀まりこ(81才)だ。加賀はこの役で実年齢より10才上である90才のおばあちゃんを演じている。背筋は曲がり、お腹がぽっこりと出た姿は、抜群のスタイルと超越した美貌で、“元祖小悪魔女優”と呼ばれた加賀のイメージとは程遠いが、その演技には妙に説得力があるのだ。

「鈴さんは、さとこの体調を常に気にかける“お節介ババア”とも言えるキャラクターですが、そういった一面は加賀さんの素顔とそう離れていないのでしょう。

加賀さんには姪に元女優の加賀千景さんがいて、彼女は2000年に俳優の田中健さん(74才)と結婚しています。どうやら、2007年に生まれたそのふたりの娘さんを“孫”のようにかわいがっているそうなのです。加賀さんは彼女たちと定期的に顔を合わせていて、『しあわせは〜』のドラマ現場を案内したり、趣味の麻雀を教えたりしているといいます。健康が大切なの、と病院を紹介することもあるとか」(前出・芸能関係者)

お節介というより、面倒見がよい。鈴は卒寿となった加賀の素の部分なのかも。

※女性セブン2025年6月5・12日号

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