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《科捜研はやめへんで!》沢口靖子、苦難のWブッキング 『科捜研の女』のSPドラマ放送が決定、フジ月9『絶対零度』と主演作かけ持ちのハードスケジュール 

主演ドラマをかけ持ちする沢口靖子
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「どの局の作品でも、お仕事に向き合う姿勢は同じ。新たな出会いを楽しんで新しい自分を発信していけたらいいなと思っています」

 10月6日から月9枠で放送を開始したドラマ『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜』(フジテレビ系)。主演を務める沢口靖子(60才)は冒頭のようにコメントを寄せた。

「沢口さんのフジテレビ連続ドラマの出演はなんと35年ぶり。しかも月9の主演は初とのことで、気合充分で臨んでいます。生放送は苦手と公言しているものの、初回放送日には早朝から昼過ぎまで約7時間にわたってフジの生番組に出演し、ドラマの宣伝に奔走しました」(テレビ局関係者)

『絶対零度』は2010年から続く刑事ドラマシリーズ。シーズン1と2は上戸彩(40才)、3と4では沢村一樹(58才)が主演を務めた。シーズン5にあたる今作は“情報犯罪”がテーマで、沢口は総理大臣肝入りの対策チームで異才を放つ刑事を演じる。

「人気シリーズの続編というだけあってフジテレビも総力をあげて制作にあたっています。沢口さんも髪の毛をバッサリ切って役作りに励み、派手なアクション、さらには歌唱シーンにも挑戦。今年還暦を迎えたとは思えない体を張った演技に、第1話から話題となりました」(前出・テレビ局関係者)

 一方、沢口の代表作といえば『科捜研の女』(テレビ朝日系)がある。沢口演じる榊マリコが、科学捜査を駆使して難解事件を解決するサスペンスで、昨年25周年を迎えた長寿ドラマシリーズだ。しかし、これまで多くの人に愛されてきた同作も、存続の危機を迎えていた。

ニューヘアの沢口(右)と、『絶対零度』で共演する安田顕(左)(インスタグラムより)
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「『科捜研』は、『相棒』と並ぶテレビ朝日の看板ドラマですが、ここ数年は視聴率が低下。さらに全編京都での撮影となるので、演者さんの交通費や宿泊費などのコストもかさみます。視聴者の若返りを図りたい局の意向もあり、幾度も打ち切り候補だと報じられていました。そんな中、同じ刑事ドラマで他局の『絶対零度』に沢口さんが主演されることがわかり、ついに“マリコ卒業”を決意したと囁かれていたのです」(前出・テレビ局関係者)

 しかし、水面下では『科捜研』の継続に向けて、着々と調整が進んでいたという。

「来年の年始に2時間のスペシャルドラマ放送が決定しています。テレ朝としても長年局を支えた功労番組を自然消滅とはいかなかったのでしょう。沢口さんも『マリコは私の分身』と語り、京都のスタッフとも関係を築いて大事にしてきた作品なだけに、番組存続に胸をなで下ろしたはずです」(前出・テレビ局関係者)

 代表作への続投が決まった一方で、沢口が直面したのが局をまたいだ“Wブッキング”という事態。撮影は綱渡りのスケジュールで進んでいるという。

「沢口さんは、『絶対零度』の初回放送の余韻もそこそこに、『科捜研』の撮影のため京都に向かいました。『絶対零度』はまだ撮影中ですが、7話までの出演シーンを先に撮り終え、10月は『科捜研』の撮影に集中するそうです。11月頭からはまた東京に戻り、8話以降の撮影を再開するのだとか。主演作をかけ持ちするハードスケジュールとなりますが、沢口さんは『科捜研はやめへんで!』と相当な覚悟で2作同時撮影に臨んでいます」(前出・テレビ局関係者)

 科学捜査とアクションを往復し、沢口の新たな挑戦が始まる。

女性セブン20251030日号

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