
午前6時に起床し、8時から10時までの間に朝食、洗濯、掃除とせっせと家事をこなす──9月19日放送の『今田耕司のお耳拝借!金曜日』(TBSラジオ)にゲスト出演した松坂桃李(36才)は、妻・戸田恵梨香(37才)と2023年に生まれた第一子中心の暮らしぶりをそう明かした。
現在公開中のアニメ映画『ひゃくえむ。』では主人公の声優を務めるなど、マルチに活躍する松坂。2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』で主演を務めることが決定しており、来年夏前にはクランクイン予定だ。
「その大河ドラマの前に予定されていた撮影が、来年公開予定の『戦隊モノ』の映画でした。ところがクランクイン直前になって、松坂さんが出演を拒否したそうです」(映画関係者)
放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日系)は、戦隊シリーズの50周年記念作品だ。
「節目の作品とあって、歴代の“レッド”とバトルを繰り広げるという、過去シリーズのファンにも響くストーリーになっています。戦隊モノは毎年映画化されるのですが、来年の作品でもゴジュウジャーが大きく関係するとみられています。そこにさらなるサプライズとして松坂さんの出演も内定していたようなんです。事実上の“降板”と言っている人もいます」(前出・映画関係者)

横浜流星(29才)や竜星涼(32才)、千葉雄大(36才)といったイケメン俳優を輩出してきた戦隊シリーズ。その出世頭が松坂だ。松坂は2009年の『侍戦隊シンケンジャー』のレッド役で俳優デビューを果たした。
「戦隊シリーズ屈指の人気作で、今年5月に放送された『発表!全スーパー戦隊大投票』(NHK BS)のヒーロー部門で1位に輝いたほどファンが多い。松坂さんにとっても思い入れが深い作品で、ゴジュウジャーへの応援コメント動画で“ぼくの役者人生の始まりでもある”と明かしていました」(芸能関係者)
にもかかわらず、松坂が出演を拒否する事態になった背景には、何があったのか。9月上旬、『ゴジュウジャー』レッドのスーツアクター(※変身後のヒーローの“中の人”で、アクションを担当する)と、“戦隊ブラック”にあたる女優の不倫疑惑が『週刊文春』で報じられたのだ。
「いわば“戦隊内不倫”疑惑です。子供向け番組の中で不倫スキャンダルは絶対タブー。松坂さんは、子供たちが夢を見る作品なのに、と怒りを滲ませていたそうです。まして“自分を世に出してくれた戦隊の看板に泥を塗った”と悔しさを隠しきれなかったといいます」(前出・芸能関係者)
「戦隊」というブランドを何より大切にしてきた松坂にとって、今回の騒動は看過できなかったのだろう。松坂の所属事務所に経緯を尋ねると「そもそも出演が決まっていたわけではなく、降板ではありません。最終的にお受けしませんでした」という回答だった。俳優としてもひとりの父親としても、誠実さを貫く松坂。その信念が貫かれたようだ。
※女性セブン2025年10月30日号
