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《なぜ日本人は占いを頼りにするのか》足利義教が神社のくじ引きで将軍に選ばれた室町時代…密接だった政治とのつながり【日本人と占いの歴史】

日本の占いは、弥生時代から現代まで続いている(写真/PIXTA)
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 鹿の骨で吉凶を占っていた弥生時代から約2000年。科学が発達し、かつて神秘とされた現象の多くが解き明かされてきた。それでも“非科学的”とされる占いは消えることなく、時代ごとに姿を変えながらいまも私たちの毎日に息づいている。私たちを魅了し、時に未来を託されてきた占いの歴史をたどる。【全4回の第1回】

「あんた、地獄に堕ちるわよ」──強烈な決めぜりふで、昭和から平成にかけて六星占術の一大ブームを巻き起こした占星術師でタレントの細木数子さん(享年83)。彼女の数奇な人生を描いたNetflixのドラマ『地獄に堕ちるわよ』は4月末の配信直後から大ヒット。海外でも話題となり、細木さんを演じた戸田恵梨香(37才)の怪演も注目を集めている。

細木さんの全盛期を知らない若い世代の間でもドラマは人気
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 戦後の焼け野原をたくましく生き抜き、巨万の富を手にした細木さんを“メディア王”にしたゆえんこそが六星占術という「占い」だった。中国の易学などをもとにしたとされる六星占術を用いた占いには多くの相談者が殺到。著作は売れに売れ、出演したバラエティー番組は軒並み高視聴率を稼いだ。

 だが、細木さんの人気は特異現象とはいえない。朝、テレビをつければ情報番組では必ず星座占いが流れ、本屋に行けば棚にはずらりと占い本が並ぶ。いまなお占い師が登場する番組は話題を呼ぶキラーコンテンツだ。日常に溶け込んだ占いに多くの国民が一喜一憂し、国内の占い市場は1兆円に達するとされる。

 都内に住む主婦のAさん(58才)も占いにハマるひとり。

「幼い頃から占いが大好きで、占い本や占いサイトは必ずチェックしています。進学から結婚、育児、夫婦関係や親の介護の問題まで、決断に悩んだ場合は常に占いを参考にしてきました。最近はAI占いで手軽に占えることを知り、その日着る服や、おでかけの場所など些細なことまでなんでも相談して決めるようになり、夫には呆れられています(笑い)。それでも私にとって占いは毎日を彩る趣味のひとつで、なくてはならないものです」

 選択や判断に迷った際、家族や友人、知人ではなく赤の他人の占い師に相談する人は決して少なくない。

 なぜ多くの日本人は占いを頼りにするのだろうか──。

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