数千年の歴史をもつ中国武術・太極拳。
これを日本の医師がアレンジした「メディカルタイチ」のインストラクター、YOKOさんが小顔を作る”顔タイチ”を伝授!
今回は、太極拳の手型、”鉤手(コウショウ)”で顔のリンパ節を刺激し、血液循環を高める方法を教えます。
「第一関節を軽く折り曲げ、5本の指をひとたばに束ねた”鉤手”は、鳥のくちばしを模した手型。目玉や喉など、柔かい”急所”を攻撃するときに使います」(YUKOさん。以下、「」同)
【鉤手の顔タイチ01】頰周辺のツボを刺激
目の下から口のあたりまで、顔の柔らかい部分を鉤手で交互に10回ほど突く
POINT !
手首の付け根からリズミカルに動かすと、圧力が強くかかる
「頰にもツボがいっぱい。例えば、瞳の下にある『承泣(しょうきゅう)』は目の疲れ、目尻の直下で鼻の脇にある『顴髎(かんりょう)』は皮膚に張りを与える効果が期待できます。鉤手でくまなく刺激しましょう」
【鉤手の顔タイチ02】鼻先の血行をアップ
【1】おでこから鼻先までをさすり、鼻の先っぽをつまんで放す
【2】左右の手で交互に10回ほど繰り返す
POINT !
4本の指と親指で鼻先を挟み、上向きに引っ張って離す
美顔器にもなかなか鼻先にアプローチするものはないけれど、軟骨でできている鼻は、変形しやすい部位なのだとか。鉤手でつまみ上げ続ければ、鼻が高くなるかも!?
ちなみに、太極拳の呼吸法は、鼻から息を吸うときにお腹を凹ませ、鼻から息を吐くときにお腹を膨らませる「逆腹式呼吸」。いずれのときも、おへそから指4本分下にある”丹田(たんでん)”を意識するのがポイント。
この呼吸法をしながら運動をすると、血行を促進し、心を落ち着かせる効果を得ることができるとか。また、漢方処方のジェル「タイチコスメ サーキュラー フェイシャル コントロールジェル」(100ml 4298円)をつけて行うと、さらに効果がアップ!
取材・文/Kano Numata 撮影・動画/瀬尾直道 音楽/Bensound.com
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監修:YOKO
メディカルタイチのインストラクター。本名は、張軼蓉(ちょう・いつよう)。6歳から中日友好武術大会で活躍し、最年少で太極拳チャンピオンに。南京体育大学院で運動訓練学の学士を習得後、2007年に来日。大阪体育大学でスポーツ心理学を学びながら、太極拳のプロ選手としても活動。中国武術国家審判員などの資格をもつ