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【オーラルケアの新常識】「歯磨きは3分間」「汚れ落とすなら歯磨き粉」は間違いです!

健康や美容のために大切な日々のオーラルケア。より効果的に行うために、気になる疑問について誠敬会クリニック銀座の吉野純子先生に聞いた。

女性が赤い歯ブラシで歯みがきをしている
意外と知らないオーラルケアの常識(写真/アフロ)
写真1枚

Q:1回の歯みがきは3分間が理想的?

歯みがきは、汚れを完全に取り除くまで磨くのが理想。1時間かけても汚れが落ちていなければ意味がありません。適した道具で正しいケアができるよう、歯科医師や歯科衛生士に相談することをオススメします。

Q:歯みがきは1日何回、どのタイミングで磨くのが正解?

間食も含め、毎食後、できるだけ早めに行いましょう。最近、「食後は口腔内が酸性に傾いているため、30分間空けた方がいい」という見解も耳にしますが、これは酸蝕症のかたなど特別な例で、一般的ではありません。口臭予防のためにも、毎食後、早めが基本です。

Q:歯ブラシの正しい取り換え時期は?

一般的には1か月が目安。口腔内には無数の細菌がいるので、使用期間が長くなるほど細菌が増え、不衛生になります。また、使用期間にかかわらず、毛先の開いた歯ブラシは毛先が歯にうまく当たらず、磨き残しの原因になります。

Q:入れ歯の手入れで勘違いしやすいことは?

歯みがき粉をつけて歯ブラシでゴシゴシ磨くと入れ歯の表面に見えない無数の傷がつき、そこへ細菌や食べ物の着色成分が入り込んで、汚れの原因に。入れ歯洗浄剤などを併用して手入れしましょう。

Q:歯を強くするために効果的な食べ物は?

溶けた歯の再石灰化を助けるカルシウム(ヨーグルトなど)、カルシウムの吸収を助けるビタミンD(鮭、干ししいたけなど)、象牙質を作るたんぱく質(肉類、大豆など)、象牙質を改善するビタミンC(ブロッコリーなど)、エナメル質を改善するビタミンA(ほうれん草、レバーなど)、虫歯を防ぐフッ素(わかめなど)が豊富に含まれる食品をバランスよく食べましょう。

Q 歯の着色汚れを防ぐために注意すべきことは?

汚れを落とすだけなら歯みがき粉は使用しない方が効果的。まずは歯みがき粉なしで汚れを落とし、少量の研磨剤入り歯みがき粉で“仕上げ磨き”をしましょう。コーヒー、 赤ワイン、カレー、紅茶など着色性の強い食事の摂りすぎもNGです。

※女性セブン2018年11月29日・12月6日号

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