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【-10歳目指す10秒顔筋トレ】“老け見え”の原因、目尻のしわを伸ばす「目尻アイロン」

目尻のしわやまぶたのもたつきの主な原因は加齢だけではないんです。スマホやパソコンなどを使う際のうつむく姿勢も大きく影響しています。

そこで、魅力的な目力が手にはいるという最新メソッド「コアフェイストレーニング」を表情筋研究家の間々田佳子さんが指南してくれました。シリーズ12回目は「目尻のしわ伸ばし」です。

目尻のしわはまぶたをたるませていた

「頬を上げると同時に目尻がギュっと縮んでできるしわ。加齢とともに目立ってきますが、しわだけにとどまらず、まぶたがもたつく原因にもなります。パッチリ目を望むなら、まぶたを鍛えて垂れなさせないことが大事です」(間々田さん・以下同)

いつも同じ場所にしわを寄せていると、その周りの筋肉も動かなくなります。つまり、目尻を寄せてばかりいると、連動して上下のまぶたの動きも停滞して垂れてくるのです。

Ph/Getty Images
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猫背や下向き姿勢はまぶたがたるむ原因に

「相手に優しい印象を与える自然な笑顔には目尻のしわがつきものです。特に、マスクを着けていると、感謝や嬉しい気持ちは目を使うことでしか表現できません。私も大げさに目を細めるクセがついてしまって目尻のしわが増えました(笑い)。

だからこそ、家に帰ったら目尻とまぶたを鍛えてしっかりしわを伸ばしています。目尻を開こうとすればするほど、まぶたも大きく開くようになりますし、しわになっていた部分の肌弾力も上がりしわも軽減されます」

また、猫背であごが前に出た姿勢や下向きの姿勢にも要注意。

「猫背やうつむいた姿勢で物を見ようとする場合、上のまぶたは開かない、または、目を細めて伏し目がちに見ることになります。つまり、上下のまぶたはほとんど動かない。一方、正しい姿勢ならば上下のまぶたも自然に開きます。まぶたを鍛えるためにも姿勢を整えることは大切です」

日頃意識していない目尻とまぶたを鍛えて、若顔の象徴パッチリ目にするエクササイズがコアフェイストレーニングの「目尻アイロン」です。

コアフェイストレーニング「目尻アイロン」のやり方

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【1】椅子に座り、座面に座骨を立て、座骨で座面を押しながら背筋を伸ばす(このとき肩が上がらないように注意)。額とあごは床に対して平行にし、首の後ろを伸ばす。

間々田佳子さんの目尻のしわを伸ばす「目尻アイロン」
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【2】上の歯8本を見せて笑う。呼吸は自然な呼吸で。

間々田佳子さんの目尻のしわを伸ばす「目尻アイロン」
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【3】【2】の状態のまま親指と人さし指を目尻に当ててグッと強く押し、上下に開いて5秒キープ。

【4】【3】の状態のまま親指と人さし指を離して5秒キープ。

気になる人は【3】~【4】を3~5回行って。

「目尻をグッ押すことで目の周りにある眼輪筋にアプローチします。指で強く押さえるのは筋肉への刺激が伝わりやすいため。まぶたがめくれるイメージで、眼輪筋が四方に伸びる感覚があればOK。一方、軽く押さえただけでは、開く幅は広がっても筋肉は刺激されず皮膚を伸ばしているだけにすぎません」

ドライアイなどの症状があり、目が乾きやすく開け続けているのがつらい人はまばたきをしてもOK。

「まばたきは、まぶたの弾力を上げるためには大事な運動です。こまめにまばたきすれば、涙も出やすくなり潤うのでドライアイの解消につながります。血流もアップして眼精疲労解消にも有効です」

頬を上げて負荷をかけるのがポイント

眼輪筋が縮まっているとしわがはいりやすくなるので、眼輪筋を張って伸ばすのがポイント。しわも伸びるうえ、まぶたがしっかり持ち上がるようになると目の周りのもったり感もなくなります。

「さらに効果を上げるには、歯を見せたときに頬をしっかり上げるのがコツ。頬を上げると負荷がかかるので、その状態で目尻を開けばより眼輪筋が鍛えられます。指を離しても目尻のしわがはいらないようにするために、慣れるまでは鏡を見て行いましょう」

まぶた全体のたるみに効果があるので、目の周りがスッキリすれば目力もアップ。さらに、頬上げを続ければ頬の位置も高くなるので立体的な小顔もゲットできます。

「目力が上がるだけで若顔に見えますし、マスクを着けていても印象的な目元を演出できます。私の生徒さんはほぼ全員目力が上がりました。中には、1回の『目尻アイロン』で変わった人も。1回で変わらなくても1か月続ければ確実に変わります。1日の終わりのケアなら夜、目が小さくなってきたと感じている人は朝行って目の周りに“喝”を入れましょう」

目の周りの筋肉を鍛えるだけでアイメイクに頼らずとも確実に目の印象は変えられます!

教えてくれたのは:表情筋研究家・間々田佳子さん

表情筋研究家・間々田佳子さん
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コアフェイストレーニング考案者、ままだよしこメソッド株式会社代表。19歳のときにインドに渡り、顔のヨガを学ぶ。2010年フェイシャルヨガの高津文美子氏に師事し、インストラクター認定資格を取得。以後、顔ヨガブームの火付け役として美容業界を牽引。2020年より自身の新メソッド「コアフェイストレーニング」を考案し、顔の「軸」を見つけることで顔を引き締め、表情・印象をピンポイントで変えていく「顔のトレーニング」の普及を行う。講演・テレビ出演も多数。これまでに出版した著書は13冊累計56万部を突破。講座受講者は3万人を超える。主な著書は 『日めくり まいにち、顔ヨガ!』(小学館) など。『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『NHKニュースシブ5時』『行列のできる法律相談所』『シューイチ』『この差ってなんですか?』他、多数のメディアにも出演。https://ameblo.jp/yoshiko-mamada/

取材・文/佐々木めぐみ

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