ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、大人ならではの爪のお手入れ術を指南。
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なんだか爪がもろくなって、すぐ二枚爪になるんです。これも加齢現象…。というわけで、爪の長さを整えるときは爪切りではなく専用のやすり(ファイル)を使ってます。爪切りを使うと小さなひびが入っちゃって、それが二枚爪などの原因になるんです。特に乾燥するとよりひどい。一度ひびが入ってしまうと、陶器のようにそこから割れが広がってしまうので、やっかいなんですよね。
なので、人の手も気になります。楚々とした美人さんの手がごつかったり、反対に美人さんというわけではないけど、手がきれいだったりと、手って意外性があるんですよね。女優さんの中でも「自分の手を出したくない」ってかた、結構いるんですよ。
最近、いいなと思ったのが、松たか子さんの手。ドラマでバイオリン奏者を演じていたので、自然と手に注目してしまいました。ご本人は手を見られてるなんて思ってないかもしれないけど、清潔感があってすてきです。
一方私は最近引っ越しをして慌ただしく、ファイルで整える余裕がないので、爪切りを探していました。そしたら、すごくいい爪切りを見つけたんです! 爪に与える衝撃が少なくて、二枚爪になりにくいという爪切り。二枚爪どころか爪が剥けているような状態でも、ファイル並みにやさしくカットできるんです。
大人のデリケートな爪をやさしく整えるアイテムって?
もちろん、ファイルを使うのも良いですよ。おすすめは洗って何度も使えるセラミックのもの。やさしく使うコツは、削るときに行ったり来たりさせずに一方向に動かすことと、爪に対してまっすぐではなく、斜め45度くらいに当てること。それから、オイルやクリームなどをつけて爪をしっとりさせておくと、傷みにくくなります。