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そのサーキュレーター、ホコリをまき散らしてない? 夏を迎える前に知っておきたいサーキュレーターのお手入れ方法

窓際においてあるサーキュレーター
最近人気のサーキュレーター、お手入れ方法を正しく知っておくことで送風効率の維持などにつながる(Ph/イメージマート)
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気温が上がり、夏のような暑さになる日も増えています。窓を開け、サーキュレーターで風の循環を促している人もいるでしょう。ただ、サーキュレーターを稼働し続けていると、あっという間にホコリが溜まってきます。どう除去したらいいのでしょうか? 知っているようで知らないサーキュレーターのお手入れ方法を、家電ライターの田中真紀子さんに教えてもらいました。

まず手持ちのサーキュレーターが分解できるものなのかをチェック

「ホコリが残ったままでサーキュレーターを稼働させると、当然ながらホコリを撒き散らしたり、送風効率が落ちたりする原因となり、不衛生であることは否めません」と、田中さん。

とはいえ、サーキュレーターのお手入れはなんだか難しそう…。そもそも、サーキュレーターは、分解できるのでしょうか?

山善『サーキュレーター YAR-BH15(ワイヤレスフルリモコン)』の分解イメージ
山善『サーキュレーター YAR-BH15(ワイヤレスフルリモコン)』は分解して洗えるサーキュレーターを作ってきた山善の最新製品
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分解できるものとできないもの

「サーキュレーターは分解できるものとできないものがあり、分解の可否によってお手入れできる範囲が変わってきます。今回は、『ファンガード』と呼ばれる、ファン(羽の部分)の周りをガードしているカバーを外せるタイプと、外せないタイプに分けてお手入れ方法を紹介します」(田中さん・以下同)

まず、ファンガードを外せないタイプのお手入れ方法から。

【ファンガードを外せないタイプ】カバーに溜まったホコリを吸い取り汚れを拭きとる

「従来から発売されているサーキュレーターは、ファンガードを外せないものが多いため、基本的なお手入れは手が届く範囲になります。

最初に、電源プラグを抜きます。その上で、ファンガードに溜まったホコリを、掃除機で吸い取ります。次に拭き取りです。やわらかい布を中性洗剤に浸し、本体全体の汚れを拭き取りましょう。100円均一ショップなどに売っているお掃除シートを使えばより手軽で便利です」(田中さん・以下同)

【前面のファンガードを外せるタイプ】爪楊枝とキッチンペーパーを活用して汚れを除去

前面のファンガードが取れる場合は、ファンのお手入れもぜひ行いましょう。

「ファンの汚れを拭き取り、隙間に入ったホコリや汚れも、爪楊枝とキッチンペーパーを利用しながら可能な範囲で取り除きます。無理に突っ込むと故障の原因になりますので、可能な範囲で行います」

さらに、ファンガードだけでなくファン自体も外せてじゃぶじゃぶ水洗いできるものもあるそう。

「実は従来から、ファンまで外せて洗える製品はありました。基本的には扇風機と同じ分解方法で、前面のファンガードを外した後、中央のカバーを回転させてファンを外すことができます。ただ、サーキュレーターはファンを高速回転させて強い風を起こすという性質上、高い強度が求められます。

ところがファンを外すと、軸とファンの安定性が低減して送風効率が下がったり、確実にはめ込まないと安全性の懸念が出てきたりすることから、より高い強度が必要に。そのため分解して洗えるサーキュレーターは主に高価格製品に多く、手頃なタイプには搭載されていませんでした。

しかし2020年にドウシシャが、2021年には山善が工具なしで分解できるサーキュレーターシリーズを手頃な価格で発売したらたちまち話題となり、ヒット商品に。このヒットを受け、現在では市場全体でも広がりを見せています」

山善、ドウシシャの洗えるサーキュレーターの最新製品は、以下の通り。いずれも前面のファンガードだけでなく、羽根、さらには空気の吸いこみ口で最もホコリがたまりやすい背面のガード部分まで洗うことが特徴です。

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