トレビスの赤色は目の健康と美容に◎。おすすめレシピも
トレビスがワインレッド色をしているのは、栄養素が関係しています。どんな栄養が含まれているか、詳しく解説します。また、トレビスを使ったおすすめのレシピもぜひ試してみてください。
トレビスの代表的な栄養素はアントシアニン
トレビスの鮮やかな赤紫色は、アントシアニンというポリフェノールの一種によるものです。ブルーベリーなどにも多く含まれる栄養素で、目の疲れの軽減などに効果があるほか、抗酸化作用が強く、シミやシワ、肌荒れなどのトラブル解消にも効果的です。
ほかにも、むくみを解消するカリウムや、健康な骨や歯の形成に役立つカルシウム、貧血の予防や改善に効果的な葉酸なども含まれています。
野菜ソムリエプロが教えるトレビスのレシピ
苦味のあるトレビスは酸味系のフレンチドレッシングでいただくと、苦味と酸味がマッチしておいしいです。ピクルスにしても彩りがよく、爽やかな味わいになりますよ。
また、炒めものを巻いて食べるのもおすすめ。そこで、色とりどりの野菜と納豆を使ったそぼろを合わせた「納豆そぼろのトレビス巻き」のレシピをご紹介します。
ちなみに、トレビスは包丁で切るとアントシアニンが鉄分に反応して褐色に変わりやすいです。ちぎって調理すると変色を防ぐことができ、食感もいいのでおすすめです。
《材料》(4人分)
トレビス…8枚、玉ねぎ…1.5個、にんじん…1本、ピーマン…1個、しめじ…1/2房、鶏ひき肉…250g、納豆…3パック、塩…少々、ごま油…適量【合わせ調味料】納豆のたれ…3袋、オイスターソース…小さじ1、しょうゆ…小さじ1
《作り方》
【1】合わせ調味料(納豆のたれ、オイスターソース、しょうゆ)を合わせておく。
【2】野菜をすべてみじん切りにする。トレビスは1枚ずつちぎってばらしておく。
【3】フライパンにごま油をひき、玉ねぎ、鶏ひき肉、にんじん、ピーマン、しめじの順に加えて炒める。
【4】野菜に火が通ったら、納豆を加えて炒め合わせ、合わせておいた調味料と塩で味を調える。
【5】トレビスを皿に敷いてから、【4】を盛り付けて完成。そぼろをトレビスで巻いて食べるのがおすすめ。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ