自分のことばかりでなく、家族や友人を思いやること。家族や友人だけでなく、会社の同僚、部下、上司を思いやること。会社の同僚などだけでなく、近所の人や、よく行くスーパーやコンビニエンスストアの店員さんにも思いを馳せること。近所の人だけでなく、顔や名前を知らない自分と同じ町に住む人を思うこと。自分の町や国だけでなく、世界に住む人のことを思うこと。同時に彼らの将来にまで心を配ること。
運をよくするためには、このことが大事なようです。
◆教えてくれたのは:脳科学者・中野信子さん
東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東日本国際大学特任教授、森美術館理事。2008年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。著書に『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』(日経BP)、『脳の闇』(新潮新書)、『サイコパス』(文春新書)、『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(アスコム)、『毒親』(ポプラ新書)、『フェイク』(小学館新書)など。