高齢になった愛馬と最後の別れ
2018年4月7日、高齢となったアハージージュは亡くなり、豊歓も2021年の5月に栃木県の御料牧場へ移送されることになりました。愛子さまは別れを告げるため、雅子さまと共に皇居内の厩舎をご訪問。にんじんを与えるなど、1時間ほど滞在され、別れを惜しまれました。この時、幼い頃から長年、可愛がられた愛馬との最後の別れになることを悟られていたのかもしれません。豊歓は、翌年の12月に亡くなりました。
2023年4月に栃木県高根沢町の御料牧場に滞在された天皇ご一家。ご滞在中は3回、豊歓のお墓へ訪れ、花とにんじんを供えられたそうです。天皇ご一家が、豊歓へ愛情を持って接されたことがうかがえます。
ご一家で厩舎へ訪問 伊勢神宮に贈られる馬と戯れられた
今年の10月12日、ご一家は皇居にある厩舎を訪れ、伊勢神宮に贈られる本勇号と対面されました。愛子さまはカットされたにんじんを手から与えられ、「よく食べるんですね。詰め込んじゃった」と笑顔を見せられました。
オマーンの国王からプレゼントされ、およそ30年前から馬と触れ合われてこられた天皇ご一家。愛馬は亡くなりましたが、これからも馬はご一家に寄り添う身近な存在であることには変わりません。