人間関係

雑談のプロが「雑談力」をつけるためにやっている「観察グセ」「言葉貯金」とは?

ノート
良い言葉や口ぐせを集めていく(Ph/photoAC)
写真5枚

苦手意識を持っている人の多い「雑談」。雑談力を上げるには、さまざまなテクニックを覚えたり、まめに話題をチェックしたりといった努力が必要そうに思えますが、コミュニケーションコンサルタントで『雑談が上手い人が話す前にやっていること』(アスコム)の著者・ひきたよしあきさんは、普段のちょっとした習慣で雑談力を上げることができると言います。詳しく教えてもらいました。

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プロがすすめる雑談上手になるための習慣とは

雑談で使える話題やリアクション、考え方など、雑談上手になるためのテクニックはさまざまなものがありますが、普段のちょっとした習慣でも雑談上手に近づくことができるのだそうです。

日ごろから声を出す

チャットやメール、LINEなどでやり取りする機会が増え、実際に声を出す機会は減っていますが、普段声を出す機会が少ないと、とっさのときにも声が出づらくなります。「日ごろあまり声を出していないと感じたら、声の筋トレをはじめましょう」とひきたさん。例えば、次のような形で声の筋トレができます。

・朝晩、本を2~3行、朗読する
・親や友人に、メールではなく電話をしてみる
・ペットやぬいぐるみに、声を出して話しかける

「実際に声を出せるなら、なんでも構いません。声を出せば、口もよく開くようになる。呂律もしっかり回るようになるはずです」(ひきたさん・以下同)

声を出す女性
雑談力を上げるためには声を出すことが大切(Ph/photoAC)
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観察グセをつける

ひきたさんがすすめる、雑談上手になるためのもう一つの習慣は「『観察グセ』をつけること」。相手の特徴や魅力、変化などに気が付いて、それをきっかけに雑談するには、相手に興味を持つ必要があります。そこで、人を観察する力をつけると、人に興味を持てるようになるとひきたさんは言います。

「電車に乗ったときや、お店の中で、周りの人を見て、『この人と、ほかの人との違いはなんだろう』『この人の、こだわりポイントはどこだろう』と考えてみてください。正解はありませんから、あなたの気づいたままでよいし、むしろ、想像を交えてでかまいません」

カフェにいる女性
電車やお店で周りの人を観察して雑談力アップ(Ph/photoAC)
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繰り返し練習することで、自然と人の個性やこだわりが見えるようになり、雑談のなかで相手が喜ぶポイントをすばやく見つけることができるようになります。