女性特有の健康の悩みを解決する商品やサービスである「フェムテック」。詳しい識者に、アラフィフにおすすめのアイテムを教えてもらうこの企画。今回は、フェムケアコンシェルジュとして活躍する木川誠子さんに冷え対策の「温活」におすすめのアイテムを教えてもらいました。
“温まる石”を温めたい部位に当てて使う温感デバイス
木川さんが教えてくれたのは、『℃-STONE(シーストーン)』(9900円・税込、編集部調べ)。ホットストーンセラピーを自宅で体験できる温感デバイスです。本体が最大約44℃まで温まり、肩や背中、脚などの温めたい部位に当ててリラックスすることができるそうです。
「冷え性に悩む女性は多いと思いますが、更年期になるとその症状が強くなりやすいと言われているので、冷え対策として取り入れています。夏は冷房やアイスドリンクなどで冷えますし、冬は常に冷えるので、温める習慣として日常的に役立っています。
特にお腹周りを温めることは子宮周りの血流を促すことにつながっていると思います。さらには腸など内臓を温めるとめぐりがよくなるので、体全体の機能が正常に活動するのに役立ちます。私は朝、メイクなど身支度をするときにお腹周りや腰、首や肩周りに当てています」(木川さん・以下同)
お腹周りを温めて「+マッサージ」で生理痛や更年期症状を緩和
木川さんは、このストーンでお腹周りを温めるときにマッサージもプラスしているそうです。
「首や肩周りが慢性的に凝っていることもあり、ストーンで温めたあとはめぐりをよくするためにマッサージしています。お腹周りも同様に、ストーン+マッサージ。内臓が冷えていると、生理痛や生理不順、更年期の症状なども悪化しやすくなると言われているので、生理前や生理期間は重点的にお腹周りを温めます」
わずか1分ほどで温かく!扱いやすさも魅力
このストーンは、操作も簡単で、何より温かくなるスピードが速いので朝の忙しい時間帯にも重宝しているそうです。
「手のひらに収まるサイズ感で、扱いやすいのも魅力です。電源ボタンを長押しして、約1分でゴールドの温感部が温かくなっていき、約36℃(黄色点灯)、約40℃(オレンジ点灯)、約44℃(赤色点灯)の3段階で温度調整が可能なのがとても便利。自分が心地よいと思う温度で温めることができます」
マッサージに使うときは「+ボディクリーム」を
マッサージもこのストーンを使ってするときは、ボディケアアイテムを塗ってからがおすすめだといいます。
「パートナーとマッサージし合うなど、カップル・夫婦のコミュニケーションツールとしても活躍します。肌の上を滑らせるときは、ボディクリームやオイルなどを塗布してからにしましょう。滑りが悪いと肌がひっぱられて、心地よさが半減してしまうので、乾燥した肌に使うのはおすすめできません」
◆教えてくれたのは:フェムケアコンシェルジュ・木川誠子さん
2016年からフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立。ウェブメディア「フェムテックtv」で執筆、ナレッジサイト「フェムテックジャパンカレッジ」デスクを務め、一般社団法人日本フェムテック協会主催認定講座テキストを制作。『潤いの膣レッチ』(光文社)執筆にも関わる。https://kcmpny.com