【2】“太らない炭水化物”に換える
たんぱく質をしっかりとって、血糖値が上がりやすくなる糖質(炭水化物や糖類)をセーブする、近年人気の「糖質制限ダイエット」。私やうちの夫も糖質オフダイエットをしていましたが、痩せたあとに炭水化物をとっても、体重&体型はキープできたんです。
「なぜか?」と考えてみたら、ご飯もパンも麦入り、雑穀入り、玄米 (殻つき)など、精製度があまり高くない「茶色いもの」を食べていることに気づきました。茶色いほうが食感や味に変化があって、おいしいから選んでいたのですが、これが大事なポイントに。
“茶色い炭水化物”は、食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富で、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるし、食べごたえが出て、満腹感が得やすくなります。
【3】朝食は抜かない!朝しっかり食べるとむしろ痩せる
私のダイエットプログラム受講生さんをカウンセリングすると、痩せたいからと朝食を食べていない人が多いのです。朝食を抜くと、体はいつまでも眠ったままの状態で、代謝もアップしません。痩せたければ、むしろ少しでもなにか食べて胃腸を動かし、脳も目覚めさせてください。
食欲がわかない、時間がないという場合は、たんぱく質を優先して食べて。チーズひとかけら、豆乳コップ1杯飲むだけでも体が活性化して、結果的に痩せ体質になります。
痩せたあとも自分の美や健康のためにつくり続けたくなる“一生もののレシピ”
『炭水化物とタンパク質で50代が続々10㎏以上やせ! たんタンダイエット』で提案しているのは「痩せるためのレシピ」ですが、ダイエット中はもちろん、痩せたあとも、自分の美のために、また家族の健康のためにつくり続けたくなる、一生もののレシピです。
簡単につくれるのもポイント。忙しくても、料理が苦手でもつくれるよう、調理や味つけをシンプルにしたレシピばかりを100集めたので、家にある食材で、気軽に試していただけるとうれしいです。ダイエットにガマンもストレスも必要ありません。「たんタンダイエット」で一生リバウンドしないダイエットを始めてください。
◆教えてくれたのは:ダイエットカウンセラー・おにゃさん
ダイエットカウンセラー 、食べ痩せ専門家、料理研究家。ブログに掲載したレシピが「簡単でつくりやすい」と評判になり、雑誌、書籍、テレビ、企業のレシピ開発を行う。また個人カウンセリングにもとづいたダイエットサポートサービスや講座を開催。40、 50代女性が次々と10kg以上痩せ、「サプリなし、運動なしでやせ体質になれる」と話題に。プライベートでは2 児の母。長男出産後に激太りし、自身も10kgのダイエットに成功した経験をもつ。その経験を活かした夫の11 kgダイエットをつづった『夫もやせた!糖質オフのダイエットおかず』(扶桑社刊)は大ヒット。ほかにも『#おにゃ式糖質オフの「食べてやせる」レシピ』(扶桑社刊)など著書多数。https://ameblo.jp/onya20121217/
撮影/山田耕司(扶桑社) (C)Onya 2023