人と集う機会が多い年末年始は、「次は一緒に旅へ行こう」と盛り上がることも多いはず。今回は、世代を超えてグループや家族で楽しめるおすすめの温泉宿を、旅行ジャーナリストの村田和子さんに直撃。気軽に温泉が楽しめる都会の宿もピックアップ。さっそく2024年の旅計画を始めましょう!
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2023年も多くの宿に滞在しました。その中から「ひさしぶりに仲間と一緒に」あるいは「親孝行で大人の家族旅行を」というかたにおすすめしたい、大人数で行って楽しい温泉宿を紹介します。滞在の楽しみ方、送迎無料などのお得情報もあるのでお見逃しなく!
- 2023年開業!全室天然温泉風呂付&館内は畳敷き「定山渓 ゆらく草庵」【北海道・定山渓温泉】
- 1年中お祭りを体感できる!東京からアクセス至便「星野リゾート 青森屋」【青森県・古牧温泉】
- 首都圏7カ所から無料送迎バス運行!冬もあたたか楽園リゾートへ「モノリスタワー」【福島県・いわき湯本温泉】
- 岬に立つ絶景宿は出雲大社へのお参りとあわせて女子旅に「界 出雲」【島根県・出雲ひのみさき温泉】
- 湯けむりが立ち上る海辺の温泉!客室でもかけ流しの温泉を存分に「伊勢屋」【長崎県・小浜温泉】
- 宙館開業&絶景温泉“棚湯”もリニューアル「別府温泉 杉乃井ホテル」【大分県・別府観海寺温泉】
- 東京・銀座で温泉旅館気分を満喫!和風プレミアムフロアがイチオシ「ドーミーインPREMIUM銀座」
- 大阪・ベイエリアで夜景と温泉でリフレッシュ「リーベルホテル」
<東日本のおすすめ温泉宿>
2023年開業!全室天然温泉風呂付&館内は畳敷き「定山渓 ゆらく草庵」【北海道・定山渓温泉】
北海道・札幌の奥座敷「定山渓温泉」に今年2月にオープンした「定山渓 ゆらく草庵」。ホテルの扉が開くと畳敷きの館内に、網代天井やなぐり加工、腰張りなど、建築や調度品にもこだわりがある上質な空間が出迎えます。温泉は大浴場の他、4つの無料貸切風呂は空いていれば何度でも利用可能。特筆すべきは、全客室に天然温泉が出る湯船を完備していること。お好みのスタイルで温泉を存分に満喫できます。
朝夕の食事は、一部が選べるメニューになっていて、好みやお腹の具合でセレクトOK。味も見た目もホスピタリティも大満足。札幌駅からは無料送迎バスもあるので手軽にアクセスができ、札幌観光の際にちょっと足を延ばして、あるいは地元の方もゆっくりと定山渓のお湯と自然(冬は雪景色)を楽しむことができます。
■定山渓 ゆらく草庵 https://www.hotespa.net/hotels/yurakusoan/
1年中お祭りを体感できる!東京からアクセス至便「星野リゾート 青森屋」【青森県・古牧温泉】
「星野リゾート 青森屋」は、青森の郷土文化をテーマに、老若男女が楽しめる施設やエンターテインメントが満載。最寄りの三沢空港からは無料送迎バスで約20分と実はアクセスもいいんです。三沢空港へは、現在羽田空港から1日4便就航があり、首都圏からも手軽に青森の雪景色や食、文化などを体感型で楽しむことができます。
圧巻なのは、「みちのく祭りや」で毎晩開催される青森四大祭りをテーマにしたショー。2022年にリニューアルを行い、映像を取り入れてストーリーを持たせるなどパワーアップしています。
私は親孝行にと、12月初旬に80代の両親を連れて関西から1泊2日で滞在(伊丹空港からも直行便あり)。飛行機を降りれば宿まではすぐと移動の負担も少なく、館内は懐かしい雰囲気が満載。良質な温泉にビュッフェの料理も年配でも好みが見つかるラインナップで大満足で帰宅しました。1月からは雪景色も楽しめるとあって、親孝行や3世代旅行などにもおすすめです。
■星野リゾート 青森屋 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/
首都圏7カ所から無料送迎バス運行!冬もあたたか楽園リゾートへ「モノリスタワー」【福島県・いわき湯本温泉】
「スパリゾートハワイアンズ」のホテルで一番新しく、2012年に開業した「モノリスタワー」。足を踏み入れると、ホテル館内はハワイの雰囲気が漂い、ムームーやアロハに着替えてリゾート気分が満喫できます。夕食のフレンチポリネシアンビュッフェは、目の前で仕上げるライブキッチンや、豊富なデザートなどが好評です。
いわき湯本温泉の泉質は硫黄泉で、日本三古泉にも数えられる美肌の湯。湧出量毎分5500リットルという豊富な湯量があり、大胆に源泉がかけ流される様子は迫力があります。
宿泊者向けに東京駅や横浜駅など首都圏7か所から無料送迎バスが運行しているので、交通費がかからず、宿泊費にはハワイアンズの入場券も含まれるので、お財布にもやさしいく、温泉とリゾート気分を楽しめます。