長袖ニットの上からバングルをつけて抜け感を演出
細身のリブセーターや袖が長めのニットをおしゃれに見せるには、ブレスレットやバングルがおすすめだそう。
「袖をたくし上げたときに細めのチェーンのブレスレットが覗くだけで手元が華やかになります。また、細身のリブセーターで袖が長めならセーターの上からバングルをつけるのもおすすめ。袖が長いと間延び感が出てしまうのですが、セーターの上にバングルが付いているだけで抜け感が出るんです。
バングルとチェーンのダブル使いもOKで、デザインはどちらもシンプルな方が大人女性にはちょうどいいと思います。バングルは肉感を拾ってしまうものだと腕の太さを強調してしまうので、ゆとりのあるものを選んで。手首が太めの人はバングルよりもブレスレットの方が細見え効果がありますよ」
大人女性の肌はゴールドのアクセサリーでくすみを飛ばす
顔周りを華やかに演出してくれるアクセサリーですが、「大人女性には色は断然ゴールドがおすすめ」と杉山さん。
「シルバーはグレーのメタリック版なので肌がくすんで見えることがあります。ゴールドのほうが華やかさが出やすく、顔まわりにつけるとくすみを飛ばしてくれる効果があります。
もう1つ、アクセサリーの取り入れ方で大切なのは色を統一すること。ゴールドでもイエローゴールドやピンクゴールドなど種類があるので、ネックレスやピアス、ブレスレットというようにアクセサリーが点在する場合は色をそろえたほうがきれいにまとまります。ただし、アクセサリーが指輪だけという場合はゴールドとシルバーを重ね付けしたり、コンビになっているデザインを選んでもOKです。
複数のアクセサリーをつけるとトゥーマッチになることも。いろんなところにジャラジャラつけていると頑張っている感が出てしまうので、全体のバランスを見てほどよく引き算することも大切です」
タートルネックやボリューム感のあるニットは一歩間違うと野暮ったくなりがちなアイテムですが、シンプルなデザインのアクセサリーを取り入れてさりげないおしゃれを演出してみては?
◆教えてくれたのは:パーソナルスタイリスト・杉山律子さん
一般社団法人スタイリストマスター認定協会代表。映画や広告、音楽業界など幅広い分野でスタイリストとして活躍後、結婚・出産を経て、2016年よりパーソナルスタイリストとして活動開始。ファッション講座やプロ認定講座を開催。顔立ちや体型、に合わせたスタイルの提案に定評がある。新著に『シンプルにはじめる 大人の着こなし入門 プロが教えるセオリー&アイデア』(翔泳社)がある。https://ameblo.jp/stylejiyugaoka719
取材・文/青山貴子