目の健康を保つための3つのポイント
アイフレイルという概念は、目の健康についての研究が進んだことや、世界中の人たちの寿命が長くなってきたことを背景に生まれました。人生100年時代とも言われる今、100歳まで目と全身の健康を守るためには、日頃から目の状態に注意して大切にする必要があります。100歳まで目の健康を守るポイントとして角谷さんが教えてくれたのは次の3つ。
【1】40代くらいまでは、近視の進行をできるだけ防ぐ
【2】40代以降は、できるだけ目の老化を遅らせる
【3】60代以降は、目の病気の予防に気を配る、病気になったら適切な治療をする
「目の健康を守る。その意識が高まれば、100年を楽しめる人生に近づけることになります」
◆教えてくれた人:株式会社わかさ生活 代表取締役社長・角谷建耀知さん
かくたに・けんいち。18歳のとき、脳腫瘍の大手術によって視野の半分を失う。自身の経験から、自分のように目で困っている人の役に立ちたいとの想いで、1998年にわかさ生活を創業し、目の健康サプリ「ブルーベリーアイ」などを販売。現在は多数の企業や眼科医と連携して、商品の開発・情報発信を行う。著書に『歳をとっても目が悪くならない人がやっていること』(アスコム)、『長生きでも脳が老けない人の習慣』(同)など。https://ameblo.jp/wakasa-president/
◆監修:医学博士・森下清文さん
もりした・せいぶん。医療法人森下眼科理事長・医学博士。大阪医科薬科大学で研鑽を積み、同大学の講師として、白内障、緑内障、眼底出血などの診療と研究に従事。1991年に大阪市北区で森下眼科を開業。1992年4月から「市民健康講座 目の勉強会」を開始。全国各地で啓発活動を行う。https://morishitaganka.net/