
最近は、シアー素材など、透け感のあるアイテムがトレンド。そこで、皇后雅子さまのレース素材のアイテムを取り入れた春ファッションをチェック。コーディネートに抜け感と女性らしさを添えることができるレース使いに注目です。
繊細なハイネックのレースインナーにパールを重ねたオールホワイトコーデ
1996年6月、神奈川県にある中央福祉学院をご視察の雅子さまがお召しになったのは、クリーム色のジャケットにレースのインナーを合わせたオールホワイトコーデでした。



それだけでとても上品な雰囲気が漂う「白」。透け感のあるレースのインナーでの肌見せは、品があり大人っぽさもキープ。アクセサリーを含め小物もすべて白でまとめつつ、少しトーンに違いをつけたり、ハイネックインナーに、パールのネックレスを合わせたりと、おしゃれさが際立ちます。
襟元が特徴的なデザインジャケットはレースインナーで華やかさアップ
1998年3月、スカラップ(帆立貝)を思わせる波形がポイントのジャケットをお召しになった雅子さま。当時住まわれていた東宮仮御所でスペインのフェリペ皇太子(当時)をお出迎え。

お気に入りで長く愛用するロイヤルブルーのデザインジャケットに、レーストップスを合わせた華やかコーデ。ジャケットのカッティングや胸元のレースがコーディネートのポイントとなり、ネックレスなしでも華やかさ十分です。カラージャケットに白のレースを合わせることで、抜け感が出て、強めのコントラストが好バランス。また、黒のパンプスで引き締めることで、洗練された印象を与えています。
ロマンティックなインナーでジャケットスタイルもフェミニンに
2001年5月、ご懐妊発表後の雅子さまは、幸せいっぱいの笑顔にふさわしいロマンティックなレースのインナーにジャケットを重ねたコーディネートでした。


白のジャケットに、白の上質なレーストップスを合わせた女性らしさ満点のコーディネート。丸みのあるジャケットの襟やレーストップスは、カチッとしたジャケットスタイルでもドレス感があり、柔らかさを感じさせます。また、パールイヤリングやブローチが、より気品漂う女性らしい雰囲気を盛り上げます。
レースのデザイントップスをジャケットからのぞかせた洗練パンツスタイル
2018年5月、半年ぶりの地方でのご公務で、滋賀県をご訪問の際は、オールホワイトコーデにインナーはレースのデザイントップスをお召しでした。




オールホワイトのパンツコーデは、爽やかかつ凛とした雰囲気が漂います。ヘアスタイルも、アップスタイルにすることで、上半身がとてもコンパクトにまとまり軽やかな印象。レースの織りや、パールのアクセサリー、ジャケットの袖口を折り返すというひと手間で、オールホワイトコーデでも単調にならず、全体的に“表情”が出ています。
ロングドレスに合わせたレースジャケットがエレガントさをプラス
2019年5月、令和になって初めての国賓として天皇皇后両陛下との宮中晩餐会に出席したアメリカのトランプ大統領夫妻(当時)。大統領夫妻を迎えての宮中晩餐会には、薄いベージュに近い白のロングドレスにレースのジャケットを合わせられた雅子さま。




雅子さまは、アメリカの国花・バラの刺しゅうを施したシースルーのジャケットを合わせられご登場。ここにも雅子さまの温かいお気遣いが感じられました。甘くなりがちなレースも、ストンと落ちるロング丈のスカートを合わせることで、上品で優雅な佇まいです。
●皇后雅子さま、春モード満開のピンクファッション 「絶妙の甘辛バランス」「パールで華やかさプラス」で魅せる上品な装い